婦人画報 2009/9 矢沢永吉インタビュー 2
婦人画報 2009/9 矢沢永吉インタビュー 3
YAZAWAが昔から変わらず大事にしているものが3つあります。それは、レコード、ステージ、ファミリー。
レコードはつまり、音楽ね。CDとか、最近じゃインターネットの配信もあるけど、とにかくいい曲をまだまだいっぱい作っていきたい。
僕はメロディーライン、そしてロックンロールのビートをとても大事にしてる。
今回のアルバムのタイトルは「ROCK'N'ROLL」。もう直球ですよ。今の時代のキャロルをやろうと思ったの。
そして、ステージ。60歳になる9月14日の5日後。9月19日に東京ドームで久しぶりのライブやります。もちろん演出も自分たちでやるから、どうやってオーディエンスを驚かせてやろうか、今はそればかり。
これが僕の仕事なんです。幸せな男です。そして、ファミリー。まず、バンドメンバーや、YAZAWAを支えてくれる会社の仲間たち。
よその企業をとやかく言うつもりはないけど、ひとつだけ。僕はいいステージを作り上げたい、その一心で会社を動かしてます。
これはつまり、会社のコンセプト、色とでもいうのかな。色=やりたいことが決まると、自ずと会社のサイズが決まりますね。
背伸びしないで、サイズが適正だとコンフォタブルだよね。コンフォタブルだといいものが作れますね。いいものが作れたら、利益が生まれて、税金納められますよね。
偽善者じゃないから「世の中のために」なんて、ちっとも思わない。でも、結果的に何かの役には立ってるのかもしれない。
経営論でもなんでもないよ。ほんとうの独り言、ね。
・・・続く