マキタスポーツ ~俺はいいけど、YAZAWAは何て言うかな~ | 矢沢永吉激論ブログ

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「その男、YAZAWA」


永ちゃんは「精神のストリッパー」です
本作は稀代のナルシストの記録です。

併せて、

一人の偉大なる「ベテランアスリート」の
「フィジカルな才能の秘密」を裏テ-マとして
倍音的に鳴り響かせています。

だからかこの映画、
気のせいか永ちゃんが露出過多です。
これまでの映像集でも割とそうでしたが、


今回は、リアルタイム
「齢六十のバストトップ」
を惜しげもなくさらけ出しています。 

というより、やはりそういった 
「現在の矢沢」のフィジカル面に物理的にも、
暗喩的にもスポットを当てた映画といえましよう。


濃淡はあれど、 人間誰でも自分のことが好きだとは思いますが、
周りの評価とのズレはあるものです。

そういう意味でいうと永ちゃんの凄さは、
周りの評価とのズレの無さ。
どうしてかというと
「信じて疑わない」からです。

コンサー卜のリハーサルのシーンで、
矢沢は照明課に言います。
「わかる? 

矢沢がここを慌てて走り出すからかっこいいんだよ、
すぐ(照明)当てて!」

凡人の私ならとても言えません。
いくら何でも「かっこいいから」って。
永ちゃんはそういう本音を端的に言ってのける。
そんな永ちゃんは
「精神のストリッパー」だと思うのです。

映画冒頭、
永ちゃんが踊る場面をアップにするんですが、
単なる勝手に生きてる野生動物とは違う、
「自身の野生」を律して躾けて来た
アスリー卜としての自尊心が窺えます。 

「どうだい!あたしのピンク色のオマ○コは!遊んでないだろ~」
と老ストリッパーが言っているようなものです。

満場の観客に向け

「さらけ出し」を全放出する
矢沢の姿に象徴的なものを感じた私は、
「こんな自分に夢中な六十いねえよ」
とツッコミの言葉を禁じ得ません。


しかし、永ちゃん程真面目に

「自分好きを科学する」
アーティストもいなかったと思うのです。

だから「前人末踏の還暦ロッカー」なのでしょう。
永ちゃんと他を分けるのはその努力の質です。
それは「永ちゃんのヒゲと髪型」 に見える 
「ミリ単位の努力」の結晶として表れています。 

日本のロックスターの

あるべき姿としての先端的美的調整は
「やらないのも、やりすぎもダメ」というメッセージで、
裏側にはやりすぎた人として
元相方のジョニー大倉氏の無駄な肉体美を連想させました。

私は永ちゃんは太陽だと思っています。
適度な距離にいると養分を与えて
くれる。 しかし、近づき過ぎると焼き殺されます。

永ちゃんは言います。
「矢沢は幸せだと思う、でもその分不幸せも抱えてる、
だからみんなと変わらない」

私は「一緒じゃねーよ、絶対」と思いました。


マキタ・スポーツ

芸人、コラムニスト、ミュージシャン

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