僕が英語を喋れたら日本のロックの歴史はもういっこ変わってたよ。
でもさ、神様は全部くれないんだよね。
それが出来たら出来たでまた、何か失ってると思う。
(リハーサルスタジオ)
僕は絶対に自信があるね。
僕のメロディーは素晴らしいって信じてる。
自分で自分のこと天才だって思わなければ、この商売やってられない。
自分のこと陶酔する方だからね。
(79年、リハーサルスタジオ)
もっともっと矢沢みたいな人間、増えなきゃ駄目ですよ。
もっともっと金も儲けなきゃ。
僕は昔から言ってるわけ、金が欲しいって、大邸宅住みたいって、
金儲かんなかったらこの業界に魅力も何も感じないって、
そういうとね、「それは言いすぎじゃない」って、
「それは言いすぎじゃない」っていうのはね、
本当に言いすぎじゃないって言ってるんじゃない。
それは、「本当のこと言わないで」ってことなんだ。
(79年、リハーサルスタジオ)
俺はロックをやりたいし、やってきた。
やってきても、現実って壁にはっきりぶちあたってるね。
会場の問題だって偏見ないっていうけどさ、
同じように騒いで同じように客が盛り上がっても、ロックには貸さないで、フォークには貸すでしょう。
80%90%は歌謡曲、フォークの国でしょ、日本は。
アメリカは逆だよね。90%ロックだよね。
ちょっとずつね、行きます。
(79年、リハーサルスタジオ)
矢沢永吉さんの映画「E.YAZAWA ROCK」増田久雄監督にインタビュー