火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.



(前回の続き )


…魔物が出てきた場合の対処のしかたを学ぶとともに,魔物がなるべく出てこないようにするためのトレーニングも合わせて行います.


これは,トラウマや不安障害を患っている方に効果が期待される脳波のトレーニングです.


最低週に2回,1回30分のトレーニングを行います.


しかしどのトレーニングも万全ではありません.


得意とする点と不得意な点があります.


ですので,その穴を埋めるべく,数種類のトレーニングを複合的に組み合わせて万全の準備をします.


今日未明に行われた浅田真央選手のフリーの演技は前日とは打って変わって素晴らしいものでした.


このようにいくら素晴らしい技術を持っていてもプレッシャーに飲み込まれてしまうとその能力をほとんど発揮できなくなってしまいます.


この二日間の違いは,「扁桃体」の興奮レベルの違いといえます.


初日は結果を意識しすぎたことにより過去の失敗体験が想起され,「扁桃体」がかなりの興奮状態でした.


そのことにより,交感神経が活性化し,筋肉が硬直し,ジャンプの着地に足がすくわれてしまいました.


二日目ももちろん緊張した様子でしたが初日に比べるとかなり和らいでいる様子でした.


結果を強く意識することなく,演技自体に集中できたのだと思います.


まさに“マインドフルネス(今ここへの集中)な演技でしたね.


後半部分からは表情も明らかに変わり,ゾーン状態に入っているような感じでした.


プレッシャーのかかった状態でも「今ここ」に集中できる能力


この能力がオリンピックで結果を残すにはなくてはならない能力だといえます.


この部分に関するトレーニングは,スポーツ分野よりも,


NASAや,特殊部隊のSASやシールズなどの訓練プログラムの方がより充実しています


NASA メンタルトレーニング

生死に関わる過酷な状況でもパニックにならず冷静に判断できる能力が問われるからです.


SAS メンタルトレーニング

呼吸法や漸進弛緩法,ポジティブイメージ,セルフトークなどの自己コントロール法は,今現在の緊張を少し和らげてくれる効果があり,


ゴルフやアーチェリーなどの静的スポーツにはある程度効果を発揮すると思われます.


しかし,演技種目や球技,格闘技などの競技は,一瞬で終わるものではなく連続してある一定時間続きます


当然,競技中に自己コントロールをしている時間的余裕などありません


ですので,メンタルは本番でコントロールを試みるものではなく,


肉体における筋力トレーニング同様に本番までに鍛えておく必要があるということです.


ここが海外と日本のメンタルトレーニングの大きな違いといえます.


世界は,メンタルに対して科学的にアプローチしていく時代です.


そしてアメリカは,昨年オバマ大統領が,3Dプリンターと同じように


「BRAIN Initiative (脳活動のマッピング研究)にも力を入れていくと明言していました.

BRAIN Initiative

それに対し,未だ我が国は,この本番で最も大事とされる「精神力」の部分に対して真正面から向き合おうとしていません.


詳細は分かりませんが,専門家の数が不足していることがその一つの大きな壁となっていることが推測されます.


放っておいてもメンタルは自動的に強くなりませんし,練習量を増やしても改善されません


特に不安関連遺伝子の多い日本人は他国以上に積極的に科学的なアプローチが望まれるといえます.


【筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所

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