徳永千奈美さんに言われて気がついた本質的なこと。
昨年晩秋の劇団本公演『シュガースポット』公演中のころ、
¨希しゃん¨役でご出演していただいた徳永千奈美さんから、
ふと(ふとです)言われたことがありました
それは、稽古中や公演期間のスナップ写真撮影がほとんど
唯一の趣味な塩だ(平安山青果のくだものさんみたい)が、
「あれっ?ピント合わない~。あれれ?また明る過ぎる~、
すみません~、もう一枚いいですか?ありゃ?まただめだ」
とか変汗かきつつ、一回でキメねばならぬ撮影チャンスに
10秒とかかけてありえない再撮を繰り返してたころ
・・
ずっと笑顔でシャッターを待っていてくれた千奈美さんが、
撮影のあと、目立たないように近くに来てくれ、ぽそっと
「たいぞーさん、絶対、カメラ買い替えた方がいいですよ。
だって三年前、サンクユーベリーベリーの時から、ずっと
おんなじカメラつかってるでしょう?」
塩だ、焦りと緊張のあまり、なにを言われてるかわからず
「あ。いえ。同じカメラに見えても時々、買い替えてます」
とお答えしたら、千奈美さん「わっ!そうなんですね?!
じゃあ忘れてください!すいません~」と朗らかに笑って
楽屋へ走っていかれました
で、ずいぶんずいぶん時間がたって、やっとおもいました。
千奈美さんは、あのとき、塩だがカメラを買い替えてるか
そんなことが知りたかったわけじゃ(もちろん)なくって、
思ったとおりの写真が撮れず焦って謝ってばかりいるなら、
その状況を改善するよう考えたほうがいい、とさりげなく
進言してくれていたのだ
と、ここまで読んでくださったかたは、きっとほぼ全員が
「どうしてそんな当たりまえのことに気がつかないのか?」
と思われましたよね
いや、まったくそのとおり。
だけど塩田は思います。有効なアドバイスとは、本来的に
そういうもので、当事者に、進言の本質を理解する素地が
ないとうっかり素通りさせてしまうものなのだと
ひと言めに言われた(すなわちいちばん本質的な)言葉の
意味を考えて理解するより前に、その後に続いたふた言め
(最後のことば)の印象だけ大きくなってしまったりして
そんなことって、意外とよくあることのような気がします
少なくともオレは、千奈美さんのことばを思い返すことで、
これまでたくさんの方からいただいた有効なアドバイスを
曲解して素通りさせてきてしまったことに思い至りました
一ヶ月後、
ビックポイントカードを使って別にぜんぜん高くない別の
機種にカメラを替えてみた塩だ、スナップ写真に関しては、
もう誰にも謝らなくなったし、一回でシャッターチャンス、
キメられるようにもなりました
いつか、このごくふつうに¨思ったように¨撮れるカメラで
きらきらの千奈美さんを撮らせてもらうときが楽しみです
以下は、その(めちゃかったるかったであろう)三年間に、
いちども「おいおい~、早くしろよ~」的な顔をなさらず、
いつも最高の笑顔で、塩だのろのろスナップ写真に写って
くれた徳永千奈美さん&仲間たちのスライドショーです~
初対面のころ
『サンクユーベリーベリー』丸富三人娘スナップ
(徳永千奈美さん as 夏川「未だ知らないと書いて」未知
with 「今日花」熊井友理奈さん&「安彦」夏焼雅さん)
「あ、わたしセンターでいいんですか?」と聞かれたので
「あ、もっちろん!」ってだけ(緊張しつつ)答えたころ
毎日新聞の伊藤一博さんや、舞台監督の小野八着さんなど
「『サンクユーベリーベリー』がいちばん好きなゲキハロ」
と言ってくれる方の存在が、妙に嬉しかったりするんです
『サンクユーベリーベリー』丸富三人娘&真ん中のマナカ
「みなさん、どうして、わたしを、抱きしめるんですか?」
のシーン稽古中のひとこま
(千奈美さんと桃子さんの関係については、後述します~)
「なんで今日で終わっちゃうのか、ぜんぜんわかんない。
ずっとマルトミでいたい」
って、忘れられないことばを残してくれた、大阪公演にて
七人全員主役公演を敢行することになった『三億円少女』
読み合わせ直後「さっぱり意味がわかりませんでした~」
でも
「さっぱり意味がわからなかったからわかるまで読んで、
いつのまにか、ぜんぶのセリフを覚えていました」って
脚本・演出が涙でちゃうくらい貴重な信頼を感じました
主演の芝居全てをいち早く終えてしまう徳永千奈美さん
と、主演の芝居をまだ一度もやっていない嗣永桃子さん。
お二人まったくちがうこころもちでいたのに、きもちが
シンクロしていたことに衝撃を受けました
翌年のゲキハロ、二つのバージョンが上演されることに
なった『戦国自衛隊』闘いを好まない、闘いを拒否する
千奈美さんの¨不服従¨の笑顔から、天邪鬼の塩田は逆に
物語の追い風をいただきました
ご本人とは似ても似つかぬ「河合2士」という好戦的な
女性自衛官を宛て書きしてしまったこと、申しわけなく
思いましたが、あまりにも見事な河合の役づくりに夢中
になりました
戦国死守の物語の、あまりにもかなしく残酷なテーマを
鮮烈に演じ切ってくれたバディ上杉2士清水佐紀さんと
そして、もし次にご一緒する機会があるなら、穏やかな
穏やかな、千奈美さん本来の人柄を反映するような役を
描きたいなぁってゆるゆる思ってたことが実現したのが、
『シュガースポット』の希しゃんです~
お互い「シュガースポット」な関係であり親友でもある
矢島舞美さんと
ってブログ書いてたら、ゴイスの水のディレクターから
『シュガースポット』DVDのオフラインが届きました
明朝たのしみに拝見して(例によって)ちまちまとした
細かいオーダーをして、粛々と丁寧に仕上げます
どうぞご期待乞う~
☆
こうして写真を並べてみると・・
あらためて、色んなときへの感謝のきもちが再燃しました
あざっす!
ところで、
千奈美さんのブログの雪だるま写真、ぜんぜん他のかたに
アピールとかしてない(つまり、ただそのままの)友情が
写ってて、最高だなっておもいました
ちなみに
最新ブログの舞美さんのひとこと「お相撲さんみたい」も
爆笑しました~
http://ameblo.jp/tokunaga-chinami-blog/
¨希しゃん¨役でご出演していただいた徳永千奈美さんから、
ふと(ふとです)言われたことがありました
それは、稽古中や公演期間のスナップ写真撮影がほとんど
唯一の趣味な塩だ(平安山青果のくだものさんみたい)が、
「あれっ?ピント合わない~。あれれ?また明る過ぎる~、
すみません~、もう一枚いいですか?ありゃ?まただめだ」
とか変汗かきつつ、一回でキメねばならぬ撮影チャンスに
10秒とかかけてありえない再撮を繰り返してたころ
・・
ずっと笑顔でシャッターを待っていてくれた千奈美さんが、
撮影のあと、目立たないように近くに来てくれ、ぽそっと
「たいぞーさん、絶対、カメラ買い替えた方がいいですよ。
だって三年前、サンクユーベリーベリーの時から、ずっと
おんなじカメラつかってるでしょう?」
塩だ、焦りと緊張のあまり、なにを言われてるかわからず
「あ。いえ。同じカメラに見えても時々、買い替えてます」
とお答えしたら、千奈美さん「わっ!そうなんですね?!
じゃあ忘れてください!すいません~」と朗らかに笑って
楽屋へ走っていかれました
で、ずいぶんずいぶん時間がたって、やっとおもいました。
千奈美さんは、あのとき、塩だがカメラを買い替えてるか
そんなことが知りたかったわけじゃ(もちろん)なくって、
思ったとおりの写真が撮れず焦って謝ってばかりいるなら、
その状況を改善するよう考えたほうがいい、とさりげなく
進言してくれていたのだ
と、ここまで読んでくださったかたは、きっとほぼ全員が
「どうしてそんな当たりまえのことに気がつかないのか?」
と思われましたよね
いや、まったくそのとおり。
だけど塩田は思います。有効なアドバイスとは、本来的に
そういうもので、当事者に、進言の本質を理解する素地が
ないとうっかり素通りさせてしまうものなのだと
ひと言めに言われた(すなわちいちばん本質的な)言葉の
意味を考えて理解するより前に、その後に続いたふた言め
(最後のことば)の印象だけ大きくなってしまったりして
そんなことって、意外とよくあることのような気がします
少なくともオレは、千奈美さんのことばを思い返すことで、
これまでたくさんの方からいただいた有効なアドバイスを
曲解して素通りさせてきてしまったことに思い至りました
一ヶ月後、
ビックポイントカードを使って別にぜんぜん高くない別の
機種にカメラを替えてみた塩だ、スナップ写真に関しては、
もう誰にも謝らなくなったし、一回でシャッターチャンス、
キメられるようにもなりました
いつか、このごくふつうに¨思ったように¨撮れるカメラで
きらきらの千奈美さんを撮らせてもらうときが楽しみです
以下は、その(めちゃかったるかったであろう)三年間に、
いちども「おいおい~、早くしろよ~」的な顔をなさらず、
いつも最高の笑顔で、塩だのろのろスナップ写真に写って
くれた徳永千奈美さん&仲間たちのスライドショーです~
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初対面のころ
『サンクユーベリーベリー』丸富三人娘スナップ
(徳永千奈美さん as 夏川「未だ知らないと書いて」未知
with 「今日花」熊井友理奈さん&「安彦」夏焼雅さん)
「あ、わたしセンターでいいんですか?」と聞かれたので
「あ、もっちろん!」ってだけ(緊張しつつ)答えたころ
毎日新聞の伊藤一博さんや、舞台監督の小野八着さんなど
「『サンクユーベリーベリー』がいちばん好きなゲキハロ」
と言ってくれる方の存在が、妙に嬉しかったりするんです
![塩田泰造オフィシャルブログ「塩田泰造のムギムギデイズ」Powered by Ameba](https://stat.ameba.jp/user_images/20130121/23/mugimugidays/4e/8f/j/t02200220_0640064012386906151.jpg?caw=800)
『サンクユーベリーベリー』丸富三人娘&真ん中のマナカ
「みなさん、どうして、わたしを、抱きしめるんですか?」
のシーン稽古中のひとこま
(千奈美さんと桃子さんの関係については、後述します~)
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「なんで今日で終わっちゃうのか、ぜんぜんわかんない。
ずっとマルトミでいたい」
って、忘れられないことばを残してくれた、大阪公演にて
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七人全員主役公演を敢行することになった『三億円少女』
読み合わせ直後「さっぱり意味がわかりませんでした~」
でも
「さっぱり意味がわからなかったからわかるまで読んで、
いつのまにか、ぜんぶのセリフを覚えていました」って
脚本・演出が涙でちゃうくらい貴重な信頼を感じました
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主演の芝居全てをいち早く終えてしまう徳永千奈美さん
と、主演の芝居をまだ一度もやっていない嗣永桃子さん。
お二人まったくちがうこころもちでいたのに、きもちが
シンクロしていたことに衝撃を受けました
![塩田泰造オフィシャルブログ「塩田泰造のムギムギデイズ」Powered by Ameba](https://stat.ameba.jp/user_images/20130121/23/mugimugidays/21/a2/j/t02200220_0640064012386907156.jpg?caw=800)
翌年のゲキハロ、二つのバージョンが上演されることに
なった『戦国自衛隊』闘いを好まない、闘いを拒否する
千奈美さんの¨不服従¨の笑顔から、天邪鬼の塩田は逆に
物語の追い風をいただきました
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ご本人とは似ても似つかぬ「河合2士」という好戦的な
女性自衛官を宛て書きしてしまったこと、申しわけなく
思いましたが、あまりにも見事な河合の役づくりに夢中
になりました
![塩田泰造オフィシャルブログ「塩田泰造のムギムギデイズ」Powered by Ameba](https://stat.ameba.jp/user_images/20130121/23/mugimugidays/0f/84/j/t02200220_0640064012386907157.jpg?caw=800)
戦国死守の物語の、あまりにもかなしく残酷なテーマを
鮮烈に演じ切ってくれたバディ上杉2士清水佐紀さんと
![塩田泰造オフィシャルブログ「塩田泰造のムギムギデイズ」Powered by Ameba](https://stat.ameba.jp/user_images/20130121/23/mugimugidays/a2/1d/j/t02200220_0640064012386906154.jpg?caw=800)
そして、もし次にご一緒する機会があるなら、穏やかな
穏やかな、千奈美さん本来の人柄を反映するような役を
描きたいなぁってゆるゆる思ってたことが実現したのが、
『シュガースポット』の希しゃんです~
![塩田泰造オフィシャルブログ「塩田泰造のムギムギデイズ」Powered by Ameba](https://stat.ameba.jp/user_images/20130121/23/mugimugidays/7b/15/j/t02200220_0640064012386906155.jpg?caw=800)
お互い「シュガースポット」な関係であり親友でもある
矢島舞美さんと
ってブログ書いてたら、ゴイスの水のディレクターから
『シュガースポット』DVDのオフラインが届きました
明朝たのしみに拝見して(例によって)ちまちまとした
細かいオーダーをして、粛々と丁寧に仕上げます
どうぞご期待乞う~
☆
こうして写真を並べてみると・・
あらためて、色んなときへの感謝のきもちが再燃しました
あざっす!
ところで、
千奈美さんのブログの雪だるま写真、ぜんぜん他のかたに
アピールとかしてない(つまり、ただそのままの)友情が
写ってて、最高だなっておもいました
ちなみに
最新ブログの舞美さんのひとこと「お相撲さんみたい」も
爆笑しました~
http://ameblo.jp/tokunaga-chinami-blog/