
【6097】日本ビューホテル(東証1部) ---
現在値 1,251円/100株 PER41.6 PBR1.18 4月配当優待 10月優待
栃木県発祥。各地でビューホテル運営、遊園地も。民再申請から再建。
配当金は4月一括の25円の配当で、配当利回りは1.85%です。
日本ビューホテルは株主優待制度を新設しており、4月末10月末の100株
以上保有の株主に対して各2,000円分の優待券を進呈しておりますので、
配当優待利回りは5.03%となります。
業績を確認していきます。
■2013年4月期 売上高 168億円、経常利益 8.5億円 EPS 42.9円
■2014年4月期 売上高 176億円、経常利益 7.7億円 EPS 44.4円
■2015年4月期 売上高 181億円、経常利益 10.5億円 EPS 61.3円
■2016年4月期 売上高 197億円、経常利益 12.5億円 EPS 73.1円
■2017年4月期 売上高 210億円、経常利益 13.1億円 EPS 75.6円 ce
□2016年10月中 売上高 107億円、経常利益 7.5億円 EPS 47.5円 ce
2016年4月中間の売上高は前期比8.4%増の197億円、経常利益は同18.9%増
の12.5億円となりました。主要直営ホテルはインバウンドの増加を背景に
レベニューマネジメントを一層推進しており、稼働率こそ86.1%→94.1%
に▲2pts.減少させたものの、ADRは9,341円→10,261円と1,000円弱アップ
させたほか、RevPARベースでも8,042円→8,629円と大幅に増加しました。
なお今2017年4月期の売上高は6.5%増の210億円、経常利益は4.1%増の13.1
億円と続伸を予想しております。前の期に改装を終えた両国VHが通期で
稼動することや、宴会場・レストランの改装の一巡による収入の増加が
見込まれます。今期の設備投資は、成田VHなどの客室改装投資(貸止)や
浅草VHのEV、りんどう湖のレストラン開設位しか予定されていないので、
足元の順調な収入増を鑑みると、会社計画はやや保守的かと思われます。
また前の期の上ブレ着地により、中計上の定量目標である2018年4月期の
売上高206億円、経常利益13.4億円については1年前倒しでの達成が確実な
情勢となっています。本年7月には朝日生命が札幌で保有して東京ドームに
賃貸していた「東京ドームホテル札幌」が当社VH札幌としてリブランドする
ことも公表されており(開業は来年5月、直近実績:売上28億円・営業利益
38百万円)、中計最終年度はかなり上ブレ着地する公算が高そうです。
足元で非常に好調な業績推移が続いているため、前の期は東証一部記念
配当の5円に、業績向上分の2円を合わせ、7円増の27円を配当しました。
今期は記念配当が落ちるものの、普通配当を1円増加させ、23円配当を
予想していますが、当社の場合は期末にかけて増配する傾向があるので
前の期並みの27円配は期待したいところです(それでも配当性向35.7%)。
*参考記事① 2016-02-02 1,764円 ---
ヒューリックと資本提携で中計確度が増大、日本ビューホテル(6097)。
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