【3147】リックコーポレーション(東証JQS)－－－
現在値 637円／100株 PER21.6 PBR1.73 2月配当優待
岡山地盤にホームセンター(ＨＣ)とペット店を展開。自転車や農業資材も。
実績配当金は2月一括の9円配でしたので、配当利回りは1.41%でした。
リックコーポレーションは株主優待制度の実施実績があり、2月末の単元
株主に対し、2,000円分のVJAギフトカードを進呈していましたので、実績
ベースの配当優待利回りは4.55%でした。
業績を確認していきます。
■2012年2月期 売上高 281億円、経常利益 6.0億円、EPS 39.9円
■2013年2月期 売上高 278億円、経常利益 2.8億円、EPS 9.5円
■2014年2月期 売上高 279億円、経常利益 3.7億円、EPS 33.7円
■2015年2月期 売上高 290億円、経常利益 2.9億円、EPS▲29.8円
■2016年2月期 売上高 296億円、経常利益 4.7億円、EPS 25.8円
■2017年2月期 売上高 317億円、経常利益 4.1億円、EPS 29.4円 ce
□2016年8月中 売上高 162億円、経常利益 3.0億円、EPS 31.1円 ce
2016年2月期の売上高は前期比5.2%増の296億円、経常利益は同63.5%増
の4.7億円となりました。前の期が天候不順や消費増税により落ち込んだ
こともあり、その反動により利益が急回復しました。また期中に首都圏を
中心にペットショップを展開するJOKERの全株式を3億円超で取得した
ことにより、9月から数ヶ月分の業績寄与がありました(利益寄与僅少)。
なお今2017年2月期の売上高は7.2%増の317億円、経常利益は13.3%減の
4.1億円を計画しています。先述のJOKERが通期で寄与することにより、
トップラインから上伸する見込みですが、利益面は消費税再増税と前期
に注力した既存店改装投資を継続することにより減益を予想しています。
(※29年4月の消費増税は見送りになる公算のため、上振れ余地あり。)
標題の通り、当社はかねてより株式持ち合いをしていた福島地盤の中堅
ＨＣのダイユーエイトと本年9月1日付けで経営統合することとなりました。
統合比率は当社株1に対してダイユー1.1であり、持ち株会社が上場します。
ダイユーエイトが既に東証一部に上場していることや、両社の時価総額を
単純合算すると100億円規模となるため、持ち株会社も東証一部へ指定
されることでほぼ間違いないかと思われます。
気になるのは株主還元策ですが、前期は記念配という要素はあるものの、
ダイユーエイトも25%程度の配当性向であるため、少なくとも15円配までは
期待出来るかと思います。当社株主としては大幅増配となりますが、こと
株主優待制度に関しては当社の方が手厚かったたため(ダイユーエイトは
100株主には1,000円分のJCBギフトカード)、大幅増配とセットで優待改悪
というパターンが現実的な線かと思われます。。
*参考記事 2014-06-04 554円 －－
手頃なＶＩＳＡギフトカード優待銘柄、リックコーポレーション(3147)の分析。
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