
【3153】八洲電機(東証1部) --
現在値 578円/100株 PER10.4 PBR0.84 3月配当 9月優待
日立系商社。工場や企業向けに電気機器の納入および設置工事を一括提供。
配当は3月一括の年13円のため配当利回りは2.24%となります。
八洲電機は株主優待を導入しており、9月末現在の100株以上保有の株主
に対して1,000円分の選べるギフト(ジェフグルメ、林檎ジュース、うどん等)
を進呈していますので、配当優待利回りは約3.97%となります。
業績を確認をしていきます。
■2012年3月期 売上高 751億円 経常利益 18.1億円 EPS 44.5円
■2013年3月期 売上高 825億円 経常利益 15.6億円 EPS 34.7円
■2014年3月期 売上高 724億円 経常利益 17.2億円 EPS 34.8円
■2015年3月期 売上高 826億円 経常利益 18.5億円 EPS 69.1円
■2016年3月期 売上高 830億円 経常利益 20.5億円 EPS 49.5円 ce
□2015年9月中 売上高 355億円 経常利益 2.4億円 EPS 3.7円
2015年9月中間期の期売上高は前年同期比18.4%増の355億円、経常利益
は17.3%減の2.4億円となりました。主力の産業システム事業が製薬・化学
分野を中心に好調に推移したほか、プラント事業も底堅く推移したものの
社会インフラ事業において再生可能エネルギー分野が前期大型案件剥落
の影響があったため、期初計画には若干届きませんでした、
なお2016年3月期通期の売上高は前期比微増の830億円、経常利益は同
10.3%増の20.5億円の期初予想を据え置いています。当社の場合は官公
需が大きいため業績の期末偏重性があることや前年同期を約90億円も
上回る459億円の受注残を抱えているため、いつも通り進捗の見え方は
良くないものの、概ね堅調に推移していると見てよさそうです。
特に今期は5年中計(定量目標については殆ど言及なし)の最終年度であり、
育成中の電子デバイス・コンポーネント事業がアミューズメント分野が好伸
していることから、何とか良い形で締めくくれそうな感じです。
目下、次期中計を策定中である旨を公言していますので、そこで意欲的
な定量目標値が出てくるかどうかが、横業績の続く当社が再び成長軌道
に乗れるか否かを占うポイントになるかと思われます。
かえすがえすも残念なのは、内幸町駅すぐの日比谷通りに面する一等地
でビルの建替えをしていて、また本社の用に供することです。商社にも
かかわらず借金がほとんどない好財務経営でしたが、纏まった借入が
出てきてしまっただけでなく、土地を売却したり、外に貸したりすれば高い
リターンを望めたはずなので残念です。正直言って当社はB2Bの地味な
メーカー商社なので、神田辺りの事務所でもよいような気がします。
*参考記事① 2015-02-09 562円
QUOカード優待がジェフグルメ優待に変更、八洲電機(3153)。
*参考記事② 2013-02-02 378円
八洲電機から株主優待のQUOカードが来たので寸評。
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