待望の中国第3号店は内陸・武漢に判明、極楽湯(2340)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【2340】極楽湯 (東証JQS) ---

現在値 601円/100株 PER60.1 PBR1.58 3月配当 9月株主優待

大型温浴施設専業。極楽湯ブランドの直営店とFC加盟店を全国展開。
配当は3月期末一括の6円配当で、配当利回は1.00%となります。

極楽湯は株主優待制度を導入しており、9月末に単元株以上を保有する
1年以上継続保有する株主に対して入浴券を5枚進呈していますので、
1枚800円換算した場合の配当優待利回りは約7.65%となります。

業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 99.4億円、経常利益 2.1億円 EPS 9.7円 
■2013年3月期 売上高 99.2億円、経常利益 3.7億円 EPS 10.9円  
■2014年3月期 売上高 100億円、経常利益 0.4億円 EPS▲40.1円
■2015年3月期 売上高 120億円、経常利益 2.0億円 EPS 9.2円
■2016年3月期 売上高 137億円、経常利益 3.1億円 EPS 11.0円 ce
□2015年9月中 売上高 69.3億円、経常利益 2.5億円 EPS 14.0円

2015年9月中間期の売上高は前期比24.1%増の69.3億円、経常利益は黒転
の2.5億円となり、期初時点の赤字予想をひっくり返して大幅な黒字を確保
しました。国内では大型店の「RAKU SPA鶴見」の堅調推移や一部FC店舗
の直営店化による売上増があったほか、海外では上海2号店オープンに
よる開業(と相乗)効果があり、業績が飛躍的に拡大しました。

ただ2016年3月期通期の売上高は13.7%増の137億円、経常利益は51.7%増
の3.1億円の期初予想を据え置いています。1Qで想定を遥かに上回る進捗
を示しましたが、国内・中国ともに閑散期となる2Qはほとんど上積みなし
となったため、1Q期末に続いて中間期末も増額修正はありませんでした。
そのため繁忙期の落着が見えてくる4Q辺り迄は当面据置かもしれません。

トピックとしては、京王電鉄をフランチャイジーとする旗艦店「極楽湯高尾山口
店」を10月27日に開業させたほか、中国事業待望の第3号店となる「極楽湯
武漢店」を来年の夏に開業させることを発表しました。特に中国はこれまで
上海オンリーでしたが、一気に内陸の武漢に進出するということで、会社側
は確かな手応えを感じているものと思われます。

昨今のインバウンド増加により、日本の外食ブランドの海外知名度が飛躍的
に増加しているため、海外を狙う外食産業にとって追い風が吹いていますが
当社も日本一の風呂チェーンのため、日本でブランド化することが出来れば
海外の風呂事業を"総取り"することが出来る可能性を秘めています。

*過去記事① 2015-08-17
上海店舗フル寄与で1Qは爆裂好決算、極楽湯(2340)。

*過去記事② 2012-12-06
極楽湯の株主優待がキターので分析。

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