LINEに続きグリーとも提携、売上好伸長のアマナ(2402)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【2402】アマナ(東証マザーズ) 投資判断 Outperform継続

現在値 815円/100株 PER400 PBR1.71 12月配当優待

CG制作、Web販促強い広告会社。ストック写真販売と両輪。
配当は12月に一括の15円配で、配当利回りは約1.84%となります。

アマナは株主優待制度を導入しており、12月末の100株保有の株主に対して
北海道東川町産の新米2kgとオリジナルカレンダーを進呈しておりますので、
米を1kg当たり440円で換算した場合の配当優待利回りは約2.92%となります。

業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 136億円、経常利益 3.0億円、EPS▲24,9円
■2012年12月期 売上高 165億円、経常利益 1.2億円、EPS 0.8円  
■2013年12月期 売上高 187億円、経常利益 1.2億円、EPS 7.8円  
■2014年12月期 売上高 209億円、経常利益▲0.5億円、EPS 1.8円
■2015年12月期 売上高 196億円、経常利益 1.2億円、EPS 2.0円 ce
□2015年6月中間 売上高 97.3億円、経常利益▲5.3億円、EPS▲107円

2015年6月期中間期の売上高は前年同期比3.1%増の97.3億円、経常利益
は赤字幅拡大の▲5.3億円となりました。ビジュアル製作・コンテンツ制作
が引き続き堅調に推移し、今期より連結から外れたポリゴンピクチュアの
売上高(通年で30億円)が剥落したにも関わらず、増収を確保しました。

2015年12月期通期については、売上高が▲6.3%減の196億円、経常利益
は黒転の1.2億円の計画を据え置いておりますので、売上高は超過達成、
利益は大幅未達となる公算です。これは上期に営業人員を大量採用し、
全社員数ベースで6ヶ月の間に15%も社員(+150名→1,156人)を増やした
ことによる原価増が大きく、営業戦力化にも要時間かと思われます。

今期は3年間の投資先行となる中計の最終年度であり、利益面は厳しい
状況が続いているものの、3期連続で売上高年率2桁成長を達成しており
今期も先述の子会社売上剥落がなければ上期は+17%の売上高成長率
を確保しているため、ある意味会社側の「青写真」通りかもしれません。

以上投資判断についてはOutperformとし、カバーを継続します。
依然として先行投資が継続しているものの、売上の高成長は魅力です。

LINEとの提携に続き、直近ではグリーとも提携しました。非本業である
ポリゴンの株式を売却しておきながら、またゲーム関連の会社と提携
する理由がいまいちわからなかったのですが、配信停止になった過去
のソシャゲのイラストアセットを新しいゲーム向けに再利用するという
ストック活用型のビジネスの様ですので、まぁ悪くないかと思います。

*参考記事 2015-04-07 851円 投資判断Outperformでカバー開始
中計3年間で売上高は急拡大、LINE関連銘柄・アマナ(2402)の短評。

会社四季報 2015年 4集秋号

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