
【8771】イー・ギャランティ(東証1部) 投資判断 Inline継続
現在値 2,563円/100株 PER24.6 PBR5.10 3月配当優待
伊藤忠系。商・金融取引の信用リスク受託。運用商品を組成して販売。
配当は3月一括の年間28円配で、配当利回は1.09%となります。
イー・ギャランティは株主優待制度を導入しており、3月末の単元以上
保有の株主に対して1,500円分のクオカードを進呈しておりますので、
配当優待利回りは約1.67%程度となります。
業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 34.1億円、経常利益 8.5億円 EPS 54.1円
■2013年3月期 売上高 36.1億円、経常利益 10.4億円 EPS 57.2円
■2014年3月期 売上高 37.3億円、経常利益 13.1億円 EPS 69.2円
■2015年3月期 売上高 40.6億円、経常利益 15.6億円 EPS 88.1円
■2016年3月期 売上高 47.0億円、経常利益 18.5億円 EPS 104円 ce
□2015年9月中 売上高 22.0億円、経常利益 8.7億円 EPS 50.6円 ce
前2015年3月期の売上高は前期比8.8%増の40.6億円、経常利益は同
18.4%増の15.6億円となり、2期連続で売上高が期初予想割となった
ものの、利益については期初予想水準を確保しました。低リスクの
引き受けが多かったため売上が未達となったものの、保証サービス
の引き合い自体は増加しており、保証残高は2,103億円→2,296億円
と200億円近く増加し、利益率も改善しました。
今2016年3月期の売上高は15.6%増の47億円、経常利益は18.4%増の
18.5億円と今期は売上高段階から2桁の伸びを予想しています。
年間の企業倒産件数が1万件を下回っているような状況であるため
当社は大企業の低リスク案件を積み上げていく方針を採っています。
引き続き地方の提携金融機関を拡大させるほか、担当者を張り付け
たり、業界セグメント別の商品も開発していく方向となっています。
また保証期間を1年→2年に延長し、出口となるファンドも5-10年という
長期間での設定を開始しているため、中長期的な当社収益の安定化
が図れるほか、長期的資金の運用ニーズの取込みが可能となります。
以上、投資判断はInlineでカバー継続します。
足元の株価が急速に出直っているためバリュエーションは普通です。
配当については前期に6円も引き上げてしまったので、据置28円配を
予想しておりますが、今期予想EPSに実績配当性向31.8%をかけると
33円となるため、今期の配当は32-33円で落着すると思われます。
2018年3月期に経常利益50億円を目標としている様ですので、今後
3年間は成長モメンタムが再加速する見込みですが、いくらなんでも
少し大風呂敷な気もするので、業績の進捗を見守ろうと思います。
(最近はDODAで求人を見るようになりました。採用拡大でしょうか)
*参考記事 2014-07-08 2,063円 投資判断 新規Inline
伊藤忠系のクオカード優待銘柄、イー・ギャランティ(8771)の分析。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。





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