伊藤忠系のクオカード優待銘柄、イー・ギャランティ(8771)の分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【8771】イー・ギャランティ(東証1部) 投資判断 新規Inline

現在値 2,063円/100株 PER23.4 PBR4.74 3月配当優待

伊藤忠系。商取引、金融取引の信用リスク受託。運用商品を組成して販売。
配当は3月一括の年間22円配で、配当利回は1.06%となります。

イー・ギャランティは株主優待制度を導入しており、3月末の単元以上保有の
株主に対して1,500円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待利回り
は約1.79%程度となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 32.9億円、経常利益 7.4億円 EPS 53.1円  
■2012年3月期 売上高 34.1億円、経常利益 8.5億円 EPS 54.1円   
■2013年3月期 売上高 36.1億円、経常利益 10.4億円 EPS 57.2円  
■2014年3月期 売上高 37.3億円、経常利益 13.1億円 EPS 69.2円
■2015年3月期 売上高 42.0億円、経常利益 15.5億円 EPS 87.9円 ce
□2014年9月中間売上高 20.0億円、経常利益 7.0億円 EPS 41.0円 ce

前2014年3月期は上場来の7期連続の増収増益を達成したものの、売上高は
期初予想を下回り、利益については期初予想を上回る結果となりました。
上期の金融円滑化法の期限切れによる影響を鑑み、かなり慎重な受注を
行ったため出遅れましたが、下期にそれを巻き返した格好となります。

今2015年3月期も売上高段階から2桁増を見込んでおり、前期4Q時点での
引き合い増や前期は保証残高が1割弱増えたことから、今期も鉄板業績が
期待される状況です。また当社は中長期的には2018年3月期で経常利益50
億円の達成を目標として掲げており、さすがにいくらなんでも無理かと
思われるものの、当社の江藤社長は50億円までは強気姿勢の様です。

足元では中国・韓国でのリスク引き受けを始めており、中国では交通銀行
と組んで中国向け輸出債権の保証サービスを始めております。ただこれに
ついては相応のリスクを孕んでいるため要注意かと思われます。

以上、投資判断はInlineでカバー開始します。

ここまで美しい成長カーブを描くストック型の企業は稀有な存在ですが、
安定した成長力については株価に十分織り込まれています。割安さや
利回りでは買えませんので、ネット株の様な評価が適当かと思います。

尚、配当については今期は前期並みの22円を予想しておりますが、
配当性向がジリジリあがって31.8%にまでなっておりますので、今期業績
が順調であることを前提として27-28円配までは期待出来るでしょう。

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