
【2752】フジオフードシステム(東証JQスタンダード)投資判断Outperform継続
現在値 2,811円/100株 PER18.9 PBR4.51 12月配当優待 6月優待
大阪地盤に大衆セルフ食堂『まいどおおきに食堂』全国展開。
配当は12月一括の30円配当のため、配当利回りは1.06%となります。
フジオフードシステムは株主優待制度を導入しておりまして、6末12末
現在の100株以上の株主に対して、3,000円分の自社製品などを進呈して
おりますので、配当優待利回りは約3.20%となります。
業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 210億円、経常利益 10.7億円、EPS 28円
■2012年12月期 売上高 228億円、経常利益 16.8億円、EPS 77円
■2013年12月期 売上高 268億円、経常利益 20.8億円、EPS 110円
■2014年12月期 売上高 304億円、経常利益 26.6億円、EPS 144円
■2015年12月期 売上高 337億円、経常利益 27.4億円、EPS 148円 ce
□2015年6月中間 売上高 161億円、経常利益 12.5億円、EPS 67円 ce
前2014年12月期の売上高は前年同期比13.6%増の304億円、経常利益は
同28.2%増の26.6億円となりました。期中も順調に推移したため6月に通期
の利益計画を1割程度増額修正したものの、いざ締めてみれば下半期で
ダレてしまったためその水準には及びませんでした(期初計画は達成)。
今2015年12月期については2期連続で売上高で1割強、経常利益で2割強
の伸びを達成した反動により一服となり、売上高こそ10.7%増の337億円と
増収基調を継続するものの、経常利益は横ばいの27.4億円の計画です。
前期は54店舗(期末713店舗)を出店し、既存店売上が49ヶ月連続で前年
を上回る「まいどおおきに食堂」をほぼ直営で出店しているため、これら
をFC転換していくことで、加盟金売上の原資となることが期待されます。
また売出中のホノルルコーヒーをはじめとするその他業態も合計で43店
出店できているため、定食屋の一本足打法から脱却しつつあります。
以上、投資判断についてはOutperformを継続します。
売上高年率1割成長の継続が確認されたため、10倍台のPERは割安です。
当社は継続的に増配【10→20→25→30→30(今期予】を行っており、今期の
予想配当性向も約20%水準に留まるため、業績が順調であれば連続増配
も期待できます。また当社は株式分割も行う傾向もありますので、前回の
分割時同様に実質的な優待拡充となるケースも出てくるかと思われます。
ひとつ残念なのは今期は3年間の中計最終年度となりますが、売上目標の
336億円こそ達成見込みであるものの、営業利益36億円(今期28億円予想)
および期末店舗数800店の目標は未達となる公算です。そもそもこの中計
はアドバンテッジの子会社相手に資金調達をして、青写真を描かせている
ものですので、ここは泣く子も黙るPEであるアドバンテッジ様のお手並み
拝見といきたいところですが・・・さすがに少し厳しいかもしれません。
*参考記事 2014-10-09 2,999円 投資判断Outperformでカバー開始
ホノルルコーヒーを積極展開、フジオフードシステム(2752)の業績レビュー。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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