【2769】ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(JQS)投資判断 付与なし
現在値 1,398円/100株 PER37.4 PBR0.88 5月配当11月優待
書籍をはじめCD、雑貨、食品等も取り扱う複合小売店を展開。
配当金は5月に年一回の14円のため、配当利回りは約1.00%となります。
ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは株主優待制度を導入しており
11月末の株主に対して、10,000円分の買い物券を進呈しておりますので、
配当と優待を合算した配当優待利回りは8.15%となります。
業績を確認していきます。
■2011年5月期 売上高 398億円、経常利益 35.7億円、EPS 218.4円
■2012年5月期 売上高 429億円、経常利益 35.1億円、EPS 201.9円
■2013年5月期 売上高 437億円、経常利益 27.0億円、EPS ▲498円
■2014年5月期 売上高 436億円、経常利益▲0.1億円、EPS ▲135円
■2015年5月期 売上高 462億円、経常利益 8.0億円、EPS 37.3円 ce修正
□2014年11月中 売上高 219億円、経常利益 2.9億円、EPS 8.5円
2014年11月中間期は期初予想を上回り、売上高は前期比8.6%増の219億円、
経常利益は前年中間期が2.8億円の赤字だったにもかかわらず、2.9億円の
黒字に転換しました。POSシステムの活用による仕入効率化が主要因の
ようですが、上場小売業でPOS無しだったというのもすごい話です。
そんな訳で、POSによる仕入効率化と軒並み100%超の水準で好調に推移
する既存店売上高に自信を深めたのか、2015年5月期通期計画も中間時点
で上方修正しており、従来予想比で売上は微増、経常利益ベースで約3億
程度数字をオンしてきております。ただ一点注意しなければいけないのは、
当社のガンである「5年以上経過のたな卸資産」について今期より会計基準
を変更しており、この分の営業利益寄与が5億円弱もありますので、見た目
の数字よりは良くないことに留意をしなくてはなりません。
また、このたな卸資産については半期前よりも20億円増えて、再び200億円
の大台に乗せていますので引き続き在庫も高水準です。2年前は50%あった
自己資本比率もじわじわ削られて36%になってしまいました。
そんな訳で、投資判断は付与なしを継続します。
本格的な復調には要時間と考えており、不採算店舗閉鎖の一巡待ちです。
当社店舗って、イオンで言うところのジャスコの食品スーパー事業みたい
なもので、それ自体は大して儲からないけどショッピングモールの客寄せ
としては必要不可欠なものですので、モールに入っている店舗に関しては
家主に対してもっとエグイ賃料交渉をすべきだと思うのですが、今度時間
のある時に出店数と支払家賃の相関を調べてみようと思います。
さて本題の株主優待券ですが、我が家もついに念願の2年以上ホルダー
の仲間入りを果たしたため、12,000円分の優待券が届きました。ちなみに
前回の優待はスヌーピーのパスケース購入費などに充当したのですが、
そのパスケースがまさかのSHO-BI製というもの凄いオチでしたので
ついこんな絵を撮ってみました。わかる方だけわかっておいてください。
*参考記事① 2014-03-10 1,270円 投資判断 カバーなし
ヴィレッジヴァンガードのお宝探しセール(3/9)に出撃しました!
*参考記事② 2013-01-31 投資判断 カバーなし
初の株主優待でヴィレッジヴァンガード・ダイナー。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。
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