
【9728】 日本管財(東証1部)投資判断 Outperform継続
現在値 2,654円/100株 PER15.6 PBR1.68 3月配当優待 9月配当優待
配当金は3月9月の合計44円配当のため、配当利回りは1.65%となります。
日本管財は株主優待を導入しており、3月末9月末の単元株主に対して
2千円分のギフトを進呈しておりますので、配当優待利回りは3.16%です。
なお3年以上の保有により株主優待は3千円分にグレードアップします
ので、この場合の配当優待利回りは約3.91%となります。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 734億円、経常利益 37.3億円 EPS 99.1円
■2012年3月期 売上高 742億円、経常利益 42.4億円 EPS 128円
■2013年3月期 売上高 750億円、経常利益 43.7億円 EPS 142円
■2014年3月期 売上高 854億円、経常利益 55.7億円 EPS 191円
■2015年3月期 売上高 870億円、経常利益 60.0億円 EPS 206円 ce
□2014年9月中間売上高 425億円、経常利益 29.4億円 EPS 114円
2014年9月中間期は会社計画線での決着となり、売上高が前年同期比
6.1%増の425億円、経常利益が15%増の29.4億円となりました。会社側は
通期の計画の修正等は行っておりませんが、中間のタイミングで増配を
リリースしていることもあり、業績は順調に推移していると思われます。
今期は昨年買収したNJKホールディング社や豪州PICA社の業績が
フルに寄与しており、会社側としてはこれら子会社の持分を増やす意向
もあることから、中期的な業容拡大のタネとなる可能性を秘めています。
今期目標である経常60億円到達により、中期的な目標値である「売上高
1,000億円・経常利益70億円」のうち利益面の達成がかなり現実的なもの
となるため、有利子負債を差し引いて100億円も残る潤沢な手元資金の
活用により、業績面で一気にアクセルがかかることも期待出来そうです。
以上、投資判断Outperformを継続します。
当社は堅実経営がウリの老舗不動産管理会社であり、来2016年3月期
に創業50周年という節目を迎えます。5年前には記念配含む50円配当
を出しているため、今期も通期で44円への増配を予定しているものの
来期は50円を越える水準での記念配当に期待したいところです。
ちなみに当社は不動産会社でありながら販売用不動産はたった数億円
しかなく、固定資産も殆ど持っていない「不動産サービス会社」ですので
不動産価格上昇によるメリットは他の銘柄よりも相対的に少ないと思わ
れます。勿論、不動産オーナーから管理委託費の減額圧力が減るのは
間接的に期待は出来るのですが、どちらかと言うと有価証券を沢山保有
する「株持ち会社」ですので、そちらの含み益拡大が期待出来ます。
*参考記事① 2014-07-13 2,455円 投資判断Outperform継続
老舗なのに結構アグレッシヴな日本管財(9728)からカタログギフトが届きました!
*参考記事② 2013-07-05 1,463円 投資判断Outperformでカバー開始
日本管財から株主優待ギフトがキタので短評。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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