老舗なのに結構アグレッシヴな日本管財(9728)からカタログギフトが届きました! | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

__.JPG
【9728】 日本管財 (東証1部) 投資判断 Outperform継続

現在値 2,455円/100株 PER14.4 PBR1.69 3月配当優待 9月配当優待

配当金は3月9月の年2回合計42円配当のため、配当利回りは1.71%となります。

日本管財は株主優待を導入しており、3月末9月末の単元以上株主に対して
2,000円分のギフトを進呈しておりますので、配当優待利回りは3.3%となります。
ちなみに3年以上の保有で、株主優待は3,000円分にランクアップします。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 734億円、経常利益 37.3億円 EPS 99.1円  
■2012年3月期 売上高 742億円、経常利益 42.4億円 EPS 128円   
■2013年3月期 売上高 750億円、経常利益 43.7億円 EPS 142円  
■2014年3月期 売上高 854億円、経常利益 55.7億円 EPS 191円
■2015年3月期 売上高 870億円、経常利益 60.0億円 EPS 206円 ce
□2014年9月中間売上高 428億円、経常利益 28.0億円 EPS 89.0円 ce

前2014年3月期は買収した同業のエヌ・ジェイ・ケイ・ホールディング社や
オーストラリアの区分所有管理会社のPICA社の連結開始により、売上高
で前年同期比13.8%増、経常利益で同27.4%増と大幅な伸びを示しました。
コスト削減効果も発現しており、期初予想値をも上回る好決算となりました。
基本的には不動産管理業というストック型のビジネスですので、前期の買収
がそのままオンされるため、今期も増収増益計画となっております。

会社側は中期的な目標値として売上高で1,000億円・経常利益70億円を掲げて
おりますが、前述のようなM&A戦略の推進によって達成を狙っている様です。
既に子会社化したPICAの買収額については非開示となっておりますが、
こちらも買い増しによる完全子会社化を視野に入れている模様です。

こうなってくると買収原資が気になってくるところですが、前期については
長短併せて約20億円の銀行借入で買収資金を賄っており、手元の現金も150億
円近くあるため、当面は公募に頼らなくても大丈夫そうな感じです。
(ちなみに利益剰余金は305億円、有利子負債は62億円となっております)

以上、投資判断Outperformを継続します。

当社は大株主であったパナソニックが断続的に持ち株を処分していた関係で
昨年半ばまでは株価が長らく低迷していましたが、現在は需給が良くなって
おりますので、株価は戻り歩調を続けています。

前期は久々に2円の増配があり、年間で42円の配当を出しましたが、それでも
配当性向は20%水準に過ぎませんので、一層の還元を期待したいところです。

※参考記事 2013-07-05 1,463円 投資判断Outperformでカバー開始
日本管財から株主優待ギフトがキタので短評。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11566652539.html

紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている

新品価格
¥1,620から
(2014/7/6 06:55時点)



このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村 株ブログ 株主優待へにほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へにほんブログ村 株ブログ 新興株へ
にほんブログ村