イーグランド(3294)からクオカード優待が届いたので短評。 | なちゅの市川綜合研究所

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【3294】イーグランド(東証JQスタンダード)投資判断 Outperform継続

現在値 770円/100株 PER7.7 PBR1.17 3月配当 株主優待なし

中古住宅再生事業。不動産競売市場からの仕入れに特徴。
配当は3月期末一括の10円で、配当利回は1.29%となります。

イーグランドは株主優待制度を開始しまして、3月9月末現在の単元以上
保有の株主に1,000円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待
利回りは3.89%となります。

業績を確認をしていきます。
■2011年3月期 売上高 89億円 経常利益 6.0億円 EPS 68円
■2012年3月期 売上高 97億円 経常利益 1.6億円 EPS 19円 
■2013年3月期 売上高 92億円 経常利益 3.1億円 EPS 71円  
■2014年3月期 売上高 125億円 経常利益 9.5億円 EPS 111円
■2015年3月期 売上高 185億円 経常利益 11億円 EPS 103円 ce
□2014年9月中 売上高 73億円 経常利益 4.0億円 EPS 40円

今2014年9月中間期の売上高は前年同期比で約2割増の73億円、経常利益
は同32%減の4億円での折り返しとなりました。大幅な増収にもかかわらず
利益面では減益となったのは、高採算物件が多かった前期の反動に加え、
消費増税の影響などにより利益率が低下したことが主な原因です。

2015年3月期通期では売上高で同26%増の185億円、経常利益で同6%増の
11億円を見込んでいるため進捗は低水準であるものの、今期はそもそも
下期偏重予定であるため、会社側では「順調に推移」としています。

上期のトピックとしては、中古マンション高騰の市況下でも順調な仕入
が進んだことであり(前年335戸→438戸)、下期・来期への業績寄与が
期待されます。また前期末29%だった任売仕入比率を足元で35%まで
拡大させているとともに、関西での販売戸数についても急増させている
ため、仕入・販売ともにルートの多様化を進めたのは評価出来ます。

以上、投資判断はOutperformでカバーを継続します。

前回の日経IRフェア説明会でのエントリでも詳しく書きましたが、
会社側では今後の中長期的な業績に自信を持っており、2019年3月期の
売上高目標である300億円の達成は「楽勝」、年間25%程度の売上成長率
についても「別に普通の成長率」とコメントしてはばかりません。

なお当社の江口社長はこれだけの業績を上げているにもかかわらず、
株価が全然騰がらないことについて大変不満に思っており、やむなく
株主優待のクオカードを導入したというのが本当のところの様です。
先ずは昨年の上場時の公募価格である825円の奪回が期待されます。

*参考記事① 2014-09-07 775円*(3,100円) 投資判断Outperform継続ポジ
【日経IRフェア銘柄】クオカード株主優待を開始、イーグランド(3294)の研究。

*参考記事② 2014-02-14 847円*(3,390円) 投資判断Outperformでカバー開始
早くも上方修正した直近IPO、イーグランド(3294)の3Q決算レビュー。

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