今期も黒字予定、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)から株主通信がきました。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【6090】HMT(東マ) 投資判断 Outperform格上げ

現在値 1,197円 PER204.6 PBR4.38 3月無配 株主優待なし

メタボローム解析試験受託事業及びバイオマーカー開発事業。
会社設立時より無配が継続しており、今期も無配予想です。

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズは株主優待を実施しておりません。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 5.6億円、経常利益 0.83億円 EPS 19.2円
■2012年3月期 売上高 5.2億円、経常利益▲0.47億円 EPS▲12.1円 
■2013年3月期 売上高 4.9億円、経常利益▲0.93億円 EPS▲24.5円  
■2014年3月期 売上高 6.1億円、経常利益 0.05億円 EPS 0.4円
■2015年3月期 売上高 7.8億円、経常利益 0.4億円 EPS 5.7円 ce
□2014年9月中 売上高 2.4億円、経常利益▲1.4億円 EPS▲25.8円

2014年9月中間期に関しては、主力のメタボローム解析事業の受注が
堅調に推移したことや期ズレにより経費が浮いたことにより、売上高
は期初計画の水準を確保するとともに、利益面は上ブレとなりました。

上場したことにより解析事業の案件が大型化していることが特徴であり、
中間期末の受注高・受注残高ともに伸びております。当社の場合は業績
の季節偏重性が非常に強く、売上が期末の4Qに集中するため期中闇鍋感
もあるのですが、1Q・2Qそれぞれ単独での前年四半期比較でも売上成長
が確認出来ることから、通期計画値は走破圏と考えております。

定性的な進捗としては第2の柱であるバイオマーカー事業の一環で開発
中である「大うつ病診断キット」の仕様書完成にまで何とかこぎつけ、
提携先のシスメックス社に提出するところまで済みました。同社の技術
評価が完了すると早ければ今期中にマイルストン収入が期待出来ます。

以上、投資判断をOutperformに引き上げてカバーを継続します。

上場前より大株主に君臨してきたバイオフロンティアパートナーズ系
の大阪ライフサイエンスとサミット・バイオテクノロジー・ジャパンの
保有玉が足元でかなり減ってきました(12.76%→9.44%、報告日11/27)。

まだ売り切るには多少時間がかかるかもしれませんが、当社は数少ない
黒字のバイオベンチャーであり、しかもメタボ解析事業だけやってれば
余裕で多額の黒字を出せる実力のある会社ですので、需給動向について
は注意深くウオッチしていきたいと思います。

*参考記事 2014-01-29 3,605円 投資判断Inlineでカバー開始
希少な黒字バイオ銘柄、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)の投資判断。

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