ソフトクリームは思惑の味。ミニストップ(9946)から株主優待がきました。 | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【9946】ミニストップ(東証1部)投資判断 Outperform継続

現在値 1,542円/100株 PER26.6 PBR0.75 2月配当優待8月配当優待

イオン系コンビニで業界5位。関東、東海地盤。ファストフードに強み。

配当金は年2回合計で45円で、配当利回りは約2.91%です。

またミニストップは株主優待制度を導入しており、単元株以上の株主に対し、
半期に1度ソフトクリーム券を5枚配布していますので、1枚220円で換算した
場合の配当優待利回りは約4.34%となります。

業績を確認していきます。
■2011年2月期 売上高 1,138億円、経常利益 85億円 DPS43円 
■2012年2月期 売上高 1,222億円、経常利益 86億円 DPS44円  
■2013年2月期 売上高 1,265億円、経常利益 60億円 DPS45円   
■2014年2月期 売上高 1,460億円、経常利益 58億円 DPS45円  
■2015年2月期 売上高 1,613億円、経常利益 60億円 DPS45円 ce
□2014年8月中間売上高 791億円、経常利益 26億円 DPS22.5円

今2014年8月中間期は売上高こそ当初見込み程度の水準を確保したものの
利益面では既存店で日販95.8%を叩いてしまったことにより、利益水準が
大きく削られ、経常利益は計画比で5億程度少ない26億円に留まりました。

会社側は煙草や雑誌の売れ行きの伸び悩みなどをその理由にしていますが、
業績が堅調な大手三社と比べると差別化による競争力強化が出来ていない
ことの証左でもあり、今期はなおはっきりとその差がついた印象です。

また上期は初めての退店超(28店舗の純減)となったため、国内総店舗数
は2,158店舗となりました。海外店舗については韓国ミニストップで結構
な数の店を閉めているものの、フィリピンについては激しく店を増やして
いるため、内外トータルの店舗数は純増する見通しとなっております。

以上、投資判断についてはOutperformを継続します。

前期も中間あたりから進捗がかなり怪しかったですが、今期についても
通期での業績達成はきわめて困難かと思われます。上期既存店95.3%の
実績にもかかわらず、下期は101%想定というのは妖怪ウオッチとコラボ
するなどして激しく集客しない限りは無理な数字かと思われます。

個人的に気になっているのは、社長が変わってから当社の投資家への
スタンスが微妙に変化したことです。21期続いた増配が止まったり、
決算説明資料に前向きな話が減ったり、急に退店が増えたりしました。
そしてわかりやすいのは期末の株主通信が召集通知とセットになり、
中間の株主通信がモノクロ一枚のチープなものに変化したことです。

これは一体何を意味するのでしょうか・・・。

*参考記事 2014-05-09 1,533円 投資判断Outperform継続
連続増配は21期でストップ、ミニストップ(9946)から株主優待がきました!

*参考記事 2013-11-13 1,561円 投資判断Outperform継続
ミニストップの株主優待(ソフトクリーム券)が届きました。

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