植田社長の営業力だけが光る、ティーライフ(3172)から株主優待がきました。 | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【3172】ティーライフ(東証二部) 投資判断 Outperform 継続

現在値 792円/100株 PER9.8 PBR0.92 7月配当 株主優待

PB健康茶、化粧品などをカタログ、ネットで販売。製品製造など外部委託。

配当金は年1回の27円の配当で、配当利回りは3.40%です。
ティーライフは株主優待制度を導入していまして、100株以上の株主
に対して1,000円分の当社製品に利用可能な株主優待券を発行しています。
合算した配当優待利回りは4.67%にのぼります。

業績の方を確認していきます。
■2011年7月期 売上高 45億円、経常利益 3.9億円 DPS 16円
■2012年7月期 売上高 47億円、経常利益 4.1億円 DPS 20円
■2013年7月期 売上高 56億円、経常利益 4.5億円 DPS 23円
■2014年7月期 売上高 60億円、経常利益 3.8億円 DPS 25円
■2015年7月期 売上高 71億円、経常利益 5.7億円 DPS 27円 e
□2015年1月中間売上高 36億円、経常利益 2.2億円 DPS --円 e

前2014年7月期は販管費の増加や上場市場変更にともなう諸費用の増加
で期初計画を下回り、買収した調理雑貨販売のコラムジャパンの寄与に
より増収を確保したものの、利益面では前期を下回る結果となりました。

ストック型の利益貢献が見込まれる定期会員は7万人を超えたものの、
本業に関しては伸び悩んでいる感じがあり、会社側も茶葉通販の限界を
感じているのか、足下では矢継ぎ早の買収を繰り返しております。
本年8月にも生活雑貨のダイカイを買収しており、今期の数字には売上高
で5億円、営業益0.4億円が通期でオンされる見込みとなっています。

財務的には無借金を継続しており、手元現金もまだ13億円位ありますので
こういう細かい買収を繰り返して、『茶葉通販をウリにしたプチ千趣会』
の様な会社を目指していると思われます。手段は買収であったとしても
最終的にある程度の数字をおっつけてくるので一定の評価が可能です。

以上、投資判断についてはOutperformでカバーを継続します。

本業の伸び悩みは気掛かりではありますが、配当性向30%超を基準に毎期
増配を続けており、足下では株主優待制度も拡充するなど、会社側はその
停滞を補って余りある株主還元意欲を見せてきているのは好評価です。

また一度でも当社製品を購入しようものなら永遠に送り続けてくるDMや
あらゆる金券類で当社製品を購入出来るセールを行い、家中の休眠金券や
他社の優待でもらったであろう金券を根こそぎ回収しようという営業姿勢
も特筆に値します。『中年太り専門茶』の広告塔にも嬉々として登場する
一見して人の良さそうな植田社長の営業力には本当に震え上がります。

※参考記事 2013-10-26 656円 投資判断Outperformに格上げ
高配当のティーライフから株主優待が来たので、最新レビュー。

※参考記事 2012-11-06 投資判断Inlineでカバレッジ開始
ティーライフ(3172)から株主優待がキター!

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