
【7962】キングジム(東証1部) 投資判断 Inline格下げ
現在値 744円/100株 PER27.7 PBR1.33 6月配当株主優待 12月配当
事務ファイル首位。厚型ファイルで圧倒的。ラベル作成機『テプラ』ほか。
配当は6月12月に各7円の計14円のため、配当利回りは約1.88%となります。
キングジムは株主優待を実施しており、6月(20日)時点の単元以上の
株主に対し、2,500円分の当社製品詰め合わせを進呈しておりますので、
配当優待利回りは約5.24%となります。
業績を確認していきます。
■2011年6月期 売上高 295億円、経常利益 8.2億円 EPS 18.7円
■2012年6月期 売上高 299億円、経常利益 10.3億円 EPS 22.2円
■2013年6月期 売上高 292億円、経常利益 8.0億円 EPS 19.5円
■2014年6月期 売上高 306億円、経常利益 11.9億円 EPS 31.1円
■2015年6月期 売上高 344億円、経常利益 14.0億円 EPS 30.6円 ce
□2014年12月中 売上高 155億円、経常利益 2.7億円 EPS 5.6円 ce
前2014年6月期は急速な円安による原価上昇を受け、値上に踏み切った
もののデジタルメモの「ショットノート」などが好調であり、期初予想を
大きく上回り、売上高は前期比4.8%増の306億円、経常利益は43.9%増
の11.9億円での着地となりました。
今2015年6月期は本年1月に買収した「ぼん家具」のフル寄与が効き、
売上高段階から2桁増となる344億円(12.1%増)、経常利益は14億円
(17.2%増)とオールド企業ながら成長モメンタムが加速する見込です。
当社は前述の「ショットノート」以外にも名刺管理文具やデジタル耳栓
などこれまでの発想にとらわれない新製品を生み出す風土があり、
パイロットのフリクションボールペンの様に一発を秘めた会社である
ことが魅力です。過去の大ヒット例ではキングファイルやテプラなど
があり、当社の代名詞ともなっています。
以上、投資判断はInlineに格下げ、カバーを継続します。
現在の株価で十分な評価がなされているとの見方をしておりますので、
株主優待の文房具を貰いながら、ヒット商品を待つのが基本だと思います。
配当性向も相応の水準ですので、これ以上の還元は難しいかもしれません。
余談ですが、当社のツイッターアカウントはなかなか面白く、企業の
公式垢としてはツイートがぶっ飛んでいたりしますので、様々な外圧
にも負けずにずっと続けて欲しいと思います。
*参考記事 2014-05-11 735円 投資判断Outperformでカバー開始
6月20日権利確定、文具株主優待のキングジム(7962)の業績レビュー。
![]() | ダイヤモンド・ZAi(ザイ)2014年12月号 (日経平均下落でも「塩漬け」しない株の必勝法、勝ち組達の株で儲けた私のオキテ) 新品価格 |

*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




にほんブログ村