
【2751】テンポスバスターズ(東証JQスタンダード)投資判断 Outperform格上
現在値 944円/100株 PER12.3 PBR2.96 4月配当 株主優待
中古厨房機器のリサイクル販売で独壇場。ステーキ等の飲食店事業も展開。
配当金は年1回4月に5円のため、配当利回りは0.52%となります。
テンポスバスターズは株主優待制度を導入しておりまして、単元株以上の
株主に対し、傘下のステーキあさくまで使える8,000円相当の食事券を進呈
しておりますので、配当優待利回りは約9.00%となります。
業績を確認します。
■2011年 4月期 売上高 109億円、経常利益 8.3億円 EPS 31.7円
■2012年 4月期 売上高 145億円、経常利益 11.8億円 EPS 57.7円
■2013年 4月期 売上高 162億円、経常利益 13.6億円 EPS 63.7円
■2014年 4月期 売上高 185億円、経常利益 15.0億円 EPS 72.1円
■2015年 4月期 売上高 230億円、経常利益 16.3億円 EPS 76.4円 ce
□2014年10月期 売上高 110億円、経常利益 8.5億円 EPS 39.9円 ce
前2014年4月期は売上高14.6%増、経常利益13.6%増と連続で2桁の増収増益を
確保しました。数年来の高成長を継続していますが、利益面では当初2割増
を見込んでおりましたので、計画よりは増益幅が縮小した形になります。
今期の経常18億予想は、前期の当初計画17億水準をやや上回る水準に過ぎず
前期の売上高が当初計画を上回る数字を確保したことを考慮すると、今期
はコストコントロールが出来れば十分に達成可能な数字であると考えます。
特に今期は年商55億円もある業務用厨房機器のサンウェーブキッチンテクノ
をLIXILから僅か3億円程度で買収したことが大きく寄与する見込みです。
この買収子会社の利益は水面ギリギリですが、腐ってもサンウェーブであり
広範な大手販路を持っているため、シナジーが効きやすくなります。
買収元のLIXILが世界戦略を志向しつつも、ドメインを住宅分野に絞って
いることで、こういう業務用厨房機器分野等は切り捨てております。当社
は無借金鉄板財務による現金即買いでこうした拾い物が出来るのが強みです。
当社は中長期的に事業成長・FC展開・M&A遂行等により、2019年4月期
の売上高を465億円、営業利益34億円(推定)水準を目指しています。
年率平均で25%程度の高い成長率ですが、成長ドライバーが沢山あるので、
達成可能性は低くないものと考えております。5年後の目標値にしては数字
が細かいのも何か勝算あってのことかと・・・勘ぐってしまいますw
以上、投資判断をOutperformに一段階引き上げます。
当面の株価カタリストとしては、外食子会社の「ステーキあさくま」です。
2015年春に東証マザーズへの上場が観測されているため、この上場により
当社への評価が一変する可能性があります。
あさくまは元々高いブランド力を有する老舗企業ですので、比較企業の
ペッパーフードサービスの株価バリュエーションが高くなれば、あさくま
の値付けにも非常にポジティブに作用するものと考えております。
ペッパーは鉄板の特許に強みがありますが、あさくまには鉄板どころか
厨房機器や不動産、FC展開など全てのノウハウを有する当社が背後に
控えておりますので、十分に同等レベルの評価が出来ると思います。
またペッパーは一瀬社長への依存が大きいですが、テンポスはハイエナ
野武士集団の様な組織が出来上がっているため、筋肉質な点も優位です。
つらつら書いて思ったんですが、当社はベンチャーリンクの亜種みたいな
会社になってきてますね。多分そーゆーのを目指してるんでしょうか。
*参考記事 2013-11-06 1,100円 投資判断Inlineでカバー開始
ステーキ優待銘柄、テンポスバスターズ(2751)の対処について。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11671703556.html
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