現在値 1,100円/100株 PER16.5 PBR4.19 4月配当優待
中古厨房機器のリサイクル販売で独壇場。ステーキ等の飲食店事業も展開。
配当金は年1回4月に44円で、配当利回りは0.36%です。
またテンポスバスターズはこのたび株主優待制度を導入を決定しまして、
単元株以上の株主に対し、傘下のステーキあさくまで使える8,000円相当の
食事券が配布されることとなりました。食事件の使用にあたって制限が
あるものの、額面通りに計算した場合の配当優待利回りは7.63%となります。
業績を確認します。
■2011年4月期 売上高 109億円、経常利益 8.3億円
■2012年4月期 売上高 145億円、経常利益 11.8億円
■2013年4月期 売上高 162億円、経常利益 13.6億円
■2014年4月期 売上高 180億円、経常利益 17.0億円 ce
当社は10年以上前から有力ベンチャー企業として市場におりますので、
売上高の成長はもとより、利益の出方にもかなり安定感を感じます。
やってること自体に目新しさはなく、所詮ブックオフと同じ様な業態なのに
(ブックオフと)ここまで差がつくというのは、カリスマ創業者である
森下氏の実力が光るところであります。森下氏は信用取引のカタに当社から
個人的に借り入れをおこすなど、株式投資の腕は大したことなかったみたい
ですが、こと企業経営については一流だったということですね。
最近では、いかにも利益率の高そうな厨房機器のPB生産・販売に注力、
内装一括受注では東京チカラメシの高速大量出店に大いに貢献しました。
当社のおかげでチカラメシ運営母体の三光マーケティングフーズは一世を
風靡したものの、スピードが出すぎたせいでもはや虫の息状態です。
まるで金が出なそうな金山の傍らで、ツルハシやらジーンズやらを
夢見る客にひたすら売りつける「お前だけゴールドラッシュ状態」です。
また、業績もさることながら、財務もピカピカの無借金経営です。
配当性向(配当利回りではない)も数%というケチケチ具合なので、
どんどんキャッシュが積み上げられていくという構図となっております。
・・・という訳で、ぱっと見た感じでは買い要素しかないのですが、
投資判断はInlineでカバー開始します。
割引要素として、株価位置が昨年の3倍以上と非常に高いこともあり
節税売りを意識しなくてはなりません。特に当社の大株主に名前を連らねる
創業者の森下氏が株の信用取引が好きという事実は非常に危険です。
株好きの経営者が、上場して10年以上も経ったこのタイミングで、
どうしていまさら株主優待を始めるのかをよく考えるべきだと思います。
※優待目当てで100株だけ買う分には、てきとーに買って良いと思います。
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