
【8803】 平和不動産 (東証1部) 投資判断 Outperform
現在値 1,591円 /100株 PER31.8 PBR0.74 3月配当9月配当株主優待
東京、大阪、名古屋、福岡の証券取引所を賃貸。オフィスなど一般賃貸。
配当は年2回の合計22円で、配当利回は1.38%と少々物足りません。
平和不動産は株主優待制度を導入しており、9月末の単元以上の株主に
1,000円のクオカードが進呈していますので、配当優待利回りは2.01%です。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 301億円、経常利益 51.8億円 EPS 67.4円
■2012年3月期 売上高 348億円、経常利益 39.1億円 EPS 51.5円
■2013年3月期 売上高 329億円、経常利益 46.3億円 EPS 61.5円
■2014年3月期 売上高 432億円、経常利益 56.4億円 EPS 72.7円
■2015年3月期 売上高 408億円、経常利益 50.0億円 EPS 50.1円 ce
□2015年9月中間売上高 190億円、経常利益 30.0億円 EPS 37.6円 ce
前2014年3月期は期初計画を上回り、売上高で前年比31.2%増の432億円
経常利益は同21.8%増の56.4億円と大幅な増収増益となりました。
これは期中のビル売却3棟予定だったところ、倍の6棟の売却に成功し
たことが主要因です。当社の様な規模の不動産会社が一年でこれだけ
順調にイグジット出来たのは、傘下である平和不動産リートの存在と
不動産市況の好況が大きいものと思われます。
新中期経営計画初年度である今期は、前年やりすぎた反動や再開発の
準備期間に入るということもあり、一転して減収減益見通しとなります。
2017年3月を最終年度とする新中計のターゲット水準は経常利益50億円
ということですので、3年間は横ばいということになります。
ということで、あまり業績的には見所がないのですが、日本橋界隈は
三井不動産が公募増資などで再開発を激しく推進しておりますので、
日本橋兜町界隈に多数のビルを持つ当社は漁夫の利的な恩恵に預かる
可能性が上がっています。特に当社は三菱地所系の会社ですので、
三井の牙城である日本橋に楔を打ち込む意味では大変に重要です。
(まぁ公明党みたいなポジションってことですね)
以上、投資判断についてはOutperformを継続します。
当社は三菱地所の資本が入ったものの、経営にスピード感がありません。
足元では常和ホールディングスに時価総額で抜かれてしまうという状況で
天下の取引所の大家が、いち証券会社の大家に抜かれてしまうという
屈辱的な展開になっています。しかも常和はリート持っていないことを
考慮すると、随分と差をつけられてしまった感じです。奮起に期待。
閑話休題、標題の議決権行使のお礼の榮太郎飴ですが、実は毎年進呈
している様です。これとは別に9月にクオカードがもらえることを考慮
すれば、事実上の年2回優待銘柄ということになりますね。
*参考記事 2013-10-05 1,675円 投資判断Outperformでカバー開始
信頼のクオカード銘柄、平和不動産(8803)の研究。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11627553285.html
![]() | 新品価格 |






にほんブログ村