信頼のクオカード銘柄、平和不動産(8803)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【8803】 平和不動産 (東証1部) 投資判断 Outperform

現在値 1,675円 /100株 PER26.8 PBR0.8 3月配当9月配当株主優待

東京、大阪、名古屋、福岡の証券取引所を賃貸。オフィスなど一般賃貸。

配当は年2回の合計22円で、配当利回は1.31%と少々物足りません。
平和不動産は株主優待制度を導入しており、9月末の単元以上の株主に
1,000円のクオカードが進呈していますので、配当優待利回りは1.91%です。

さて、今回は東証の大家さんとして有名な(≒それ以外は有名でない)
平和不動産をレビューしていきます。

まずは業績からチェック。大家業なので基本的には安定しています。
ならび順は11年3月→12年3月→13年3月→14年3月eです。
■売上高 301億→348億→329億→335億e
■経常益  51億→ 39億→ 46億→ 47億e

一昨年にキーテナントである東証との家賃交渉があり、従来比4億円減の
44億1200万円で落着しましたので、当面は大きな変動はなさそうです。

ただ、当社のポテンシャルを正しく捉えるのは業績や財務面を見るだけ
では不十分であり、2011年に資本業務提携をした三菱地所との関係に
着目する必要があります。

先述のとおり、証券取引所の家賃収入の先細りに危機感を持っています。
当社は単独で残れる「小粒でもピリリと辛い」名門不動産会社にも拘らず、
将来を見据えて三菱地所の軍門に下ったことは非常に評価出来ます。

当社が地盤とする兜町日本橋界隈は、丸の内を支配する三菱地所と
日本橋の再開発を推進する三井不動産の陣取り合戦の激しい主戦場
ですので、戦略的に非常に重要なエリアです。
今後は三菱地所との協業で、業績のスピードアップが期待できます。

ということで、投資判断Outperformでカバレッジを開始します。

まぁ冷静に考えれば、相応の有利子負債は存在するものの、
生きている間には出物にならない様な立地のビルいくつも持っていて、
時価総額600億円台ってのは普通に考えて安いと思います。

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