
【8818】 京阪神ビルディング(大証1部)投資判断 Outpeform継続
現在値 547円/100株 PER11.3 PBR0.61 3月配当9月配当優待
住友系不動産。データセンター、場外馬券売り場、オフィスなど所有。
配当金は3月9月で合計14円のため2.55%となります。
また、3月に株主優待制度として100株以上の株主にお米券1枚もらえますので
1枚440円換算しますと、配当優待利回で約3.36%となります。
業績は以下の通りとなります。
■2012年3月期 売上高 132億円、経常利益 34億円 EPS 38.7円
■2013年3月期 売上高 136億円、経常利益 38億円 EPS 51.8円
■2014年3月期 売上高 140億円、経常利益 37億円 EPS 46.1円
■2015年3月期 売上高 147億円、経常利益 42億円 EPS 48.2円 ce
□2014年9月中間売上高 73億円、経常利益 21億円 EPS 24.1円 四e
前2014年3月期の業績はほぼ例年並の数字となりました。安定していますね。
今2015年3月期については、前期に取得した府中のビルが収益貢献し始める
ことから、割りとはっきりとした増益(経常13%増)となる見込みです。
当社は大阪・住友銀行系の老舗不動産屋だったのですが、去年約40億円の
公募増資を実施するなど、攻めの姿勢を鮮明にしております。これは近年
同じく銀行系のヒューリックや常和が大躍進していることもあり、関西の
銀行系不動産の雄である当社のプライドが許さなかったものと思われます。
ただ折角資金調達買ったビルが府中のしかも中河原のNECの技術センター
でしたので、いくら利回り9%で回るとは言えそれはないだろ・・・という気も
しないでもないのですが、住友系なので大人の事情があるのかもしれません。
もしNECが抜けることがあったら今の家賃でのリテナントは不可能であり、
府中Jタワーを旗艦物件とするSIA投資法人並みのリスクを感じます。
当社は2018年3月期の売上高を200億円、営業利益を70億円を目論んでおり、
ここ数年の年率成長率は2桁を見込んでおります。また配当についても前期
こそ記念配当を普通配当に変更したために年間14円で据え置きでしたが、
2018年3月期には年間20円配当を目指す旨を中野社長は公言しています。
そんな訳で、投資判断はOutperformを継続します。
今後は調達した40億円(手元現金は120億円超)をテコに首都圏でも物流物件
の取得などに本腰を入れていく様です。当社が域外に攻めているということは、
SMBCがお金を貸したくて仕方ない様な感じもします。
また、最近は都心型のデータセンターにご執心であり、DCをわざわざ都心で
やって採算が合うのか微妙な気もしますが、それでもウインズ偏重よりかは
大分マシだと思いますので、引続きPF構成を見守って行きたいと思います。
ちなみに賃貸用不動産の含み益は370億円程度です(前年値)。
*参考記事 2013-03-01 504円 投資判断Outperformでカバー開始
お米券株主優待・京阪神ビルディングの研究(8818)
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11479859289.html
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