お米券株主優待・京阪神ビルディングの研究(8818) | なちゅの市川綜合研究所

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【8818】 京阪神ビルディング(大証1部)投資判断 Outpeform

現在値 504円/100株  PER11.2 PBR0.59 3月配当9月配当優待

住友系不動産。データセンター、場外馬券売り場、オフィスなど所有。

配当金は3月9月で合計12円のため2.38%となります。
また、3月に株主優待制度として100株以上の株主にお米券1枚もらえますので
1枚440円換算しますと、配当優待利回で3.25%となります。

ここ数年の業績は売上高で130億超で推移、経常利益は40億円を切るくらいで
推移しています。足下でやや改善していますが、JRAのウインズが売上減少
の影響により賃料交渉されていることが、慢性的悪材料として意識されます。
JRAは売上改善の兆しが全然見えませんから大変です。

ただし、当社の評価はその資産価値にあります。
先述したウインズビルや既存の古いオフィスビルなど顕在化していない
諸々の含み益が約370億円程度あるものと見られています。
なお、時価総額は231億円ですので割安との評価ができます。

また保有している不動産の立地も比較的希少性の高い場所も多いので、
その分は増額評価する価値があると思います。

それと忘れてはいけないのが、7月の東証一部への鞍替えです。
買いインパクトは不明ですが、一定のTOPIX買い需要が見込まれます。



※参考株価:760円(同じ大阪系の不動産会社ダイビルのPBR0.89倍を採用)

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