コンビニ再編銘柄の一角、ポプラ(7601)から株主優待が届きました! | なちゅの市川綜合研究所

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本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【7601】ポプラ(東証1部) 投資判断 Inline継続

現在値 544円/100株 PER---.- PBR1.14 2月優待無配 8月優待配当

広島地盤の独立系コンビニ。自社食品供給と売上歩合ロイヤルティ制に特徴。

今期の配当金は未定ですので、配当利回りは算出していません。
ポプラは株主優待制度として、単元株以上の株主に商品券1,000円分を
年2回進呈してますので株主優待利回りは約3.67%の利回りとなります。

業績を確認をします。
■2011年2月期 売上高 576億円、経常利益 3.6億円 EPS ▲55.7円 
■2012年2月期 売上高 585億円、経常利益 4.9億円 EPS ▲85.6円 
■2013年2月期 売上高 564億円、経常利益 2.4億円 EPS 0.6円  
■2014年2月期 売上高 555億円、経常利益▲7.4億円 EPS▲248.4円
■2015年2月期 売上高 523億円、経常利益 4.1億円 EPS 15.8円 ce
□2014年8月中間売上高 267億円、経常利益 2.2億円 EPS 21.1円 ce
 
基本的には前回2月にレビューした通りで、前期で膿みを出し切って、
今期は減収ながらもⅤ字回復する予想となっております。
勿論、コンビニなのに前年比で5%以上もの減収予想というのは他社の
草刈り場感がするのも事実なのですが、まずは黒転が優先でしょうか。

上記の減収予想にも関連するのですが、コンビニの生命線であるはずの
店舗数をどんどん減らしており、前々期末では713店舗あった店舗数も
前期末では655店舗と1割近く減らしています。また、前期は出店についても
計画未達でしたので、業界におけるプレゼンス低下が懸念される状況です。

これは当社に限らずユニー傘下のサークルKサンクスなどにも言えたこと
ですが、やはり大手3社と比べると経営戦略が周回遅れとなっていることも
構造的な問題で、サークルK同様に楽天ポイント(というか楽天経済圏)
にいまさら駆け込んでいる辺りが象徴的事象です。

そんな訳で引き続き動向の注視が必要で、再編期待と株主優待くらいしか
買う理由がないのも事実ですが、当社の場合は無借金の好財務を継続
しており、現金持高も減らしていないのでその辺の安心感はあります。

と、いうことで投資判断はInlineを継続します。

当社の4月の既存店売上高は92.6%だったため、地方コンビニの駆込反動は
恐ろしいとずいぶん震えたのですが、5月は96.4%まで戻してきているので
何とか一息ついた感じでしょうかね。勿論、大手と比べると虫の息ですが。

上述の通り投資対象としての評価はとにかくイマイチなのですが、お客として
使う分には、お弁当が炊き立てごはんだったりするのは良いと思います。
本来はミニストップみたいにこういう差別化をどんどんすべきなんですが、
新しいネタがないんでしょうか・・・ね。

※参考記事 2014-02-21 541円 投資判断 新規Inline
2月確定のコンビニ商品券優待銘柄、ポプラ(7601)の研究。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11777730232.html

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