
【8237】松屋(東証1部)投資判断 新規Inline
現在値 1,029円/100株 PER68.5 PBR0.48 2月無配 2月8月優待
呉服店発祥の名門百貨店。銀座本店と浅草店の2店体制。独立路線維持。
配当金は2月8月の年2回・合計5円で、配当利回りは0.48%となります。
松屋は株主優待制度を実施しており、100株以上の株主に対して、
利用上限のない10%割引可能な買物カードを進呈しております。
また有料催事が2人分まで無料になりますので、入場料1,000円の催事に
2人で年2回行った優待利回りは4.3%程度確保できます。
業績を確認していきます。
■2011年2月期 売上高 780億円、経常利益 14.5億円、EPS24.9円
■2012年2月期 売上高 713億円、経常利益 6.7億円、EPS77.9円
■2013年2月期 売上高 716億円、経常利益 10.8億円、EPS11.3円
■2014年2月期 売上高 754億円、経常利益 15.7億円、EPS25.2円 DPS 2.5円
■2015年2月期 売上高 780億円、経常利益 16.0億円、EPS15.1円 DPS 5円ce
□2014年8月中間売上高 360億円、経常利益 6.5億円、EPS 3.7円 DPS 2.5円ce
前回レビュー時に前期業績は進捗率や月次を確認する限り鉄板の旨を
述べましたが、めでたく最後の最後で2回目の上方修正が飛んできて、
更には4期振りの復配(2.5円)のオマケまで付いてくるという文句の
付け様のない前期決算となりました。
特筆すべきは、前期は上期に大規模改修を行っていた関係で売り場面積の
制約なんかもあった中ので、それを取り返した上で、期初予想ならびに
前年対比で5割増程度の増益落着をしていますので、絶好調と言えます。
もちろん消費税前の駆け込みの動きはあったのですが、明け4月の既存店売上高
は▲5.6%程度とかすり傷程度で済んでいるため、滑り出しも上々です。
ここ数年に渡って人員削減を進めてきたり、毎年の様に役員報酬を減額したり、
浅草店にまさかのココカラファインを誘致したりと、古屋=秋田ラインの同族
経営で色々と頑張ってきましたが、インバウンドの増などの追い風が吹いた
ことも手伝って、一定の成果を挙げたと言っても良いかと考えております。
なお投資判断についてはInlineを継続します。
実は4月はムーミン展があったので、もう数ヶ月様子見したいのが本音です。
最後にこんなことを書いてちゃぶ台返しなのですが、当社の評価はあくまで
「含み資産関連株」「仕手株」としておこなうのが筋だと思います。
銀座中央通りに面する銀座店は約8,000㎡(※うち約3,000㎡は借地権)
は少なく見積もっても2千億円程度の価値はあると観測されています。
以前はこの含み益の目を付けて、村上ファンドやSFPバリュー・リアライ
ゼーションなんちゃらかんちゃらとかが買占を図ろうと画策していましたが
買防策廃止の否決などにより、ひとまず退けられております。
現在の大株主は東武系2社・大成・みずほ・オンワードなので安定株主中心
と思われますが、引き続き目の離せない展開が続いています。
※参考記事 2014-03-09 989円 投資判断 新規Inline
ぐりとぐら展が好調、往年の含み資産銘柄・松屋(8237)の研究。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11791454466.html
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