ぐりとぐら展が好調、往年の含み資産銘柄・松屋(8237)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【8237】松屋(東証1部)投資判断 新規Inline

現在値 989円/100株 PER52.6 PBR3.53 2月無配 2月8月優待

呉服店発祥の名門百貨店。銀座本店と浅草店の2店体制。独立路線維持。

配当金はありませんが、松屋は株主優待制度を実施しており、100株以上の
株主に対して、利用上限のない10%割引可能な買物カードを進呈しております。
また有料催事が2人分まで無料になりますので、入場料1,000円の催事に
2人で年2回行ったとすれば・・・想定優待利回りは4%程度確保できます。

業績を確認していきます。
■2011年2月期 売上高 780億円、経常利益 14.5億円、EPS24.9円
■2012年2月期 売上高 713億円、経常利益 6.7億円、EPS77.9円  
■2013年2月期 売上高 716億円、経常利益 10.8億円、EPS11.3円  
■2014年2月期 売上高 745億円、経常利益 13.0億円、EPS18.9円 ce
■2015年2月期 売上高 765億円、経常利益 15.0億円、EPS20.8円 ce
□2013年11月3Q 売上高 533億円、経常利益 6.8億円、EPS9.4円

ここ数年の売上高は700億円台が続いておりますが、目先底入れ感があり
じりじりと回復歩調が続いています。人件費などの固定費がキツいのですが、
トップラインさえ稼げればある程度利益が付いて来るので良い流れです。

特に松屋は景気回復の資産効果やインバウンド増により露骨に恩恵を受けており、
百貨店でなくとも小売は立地が命であることを否が応でも知らしめさせてくれる
会社でもあります。何と言っても銀座のど真ん中ですからね。浅草は微妙ですが。

事実、今2014年2月期においても3Q時点で極めて順調に推移しておりまして、
前3Qの経常利益は前々期比で約5倍増だったにもかからず、今3Qも前期比7割増と
確変状態が続いています。2月の大雪の影響も心配されたのですが、銀座本店の
既存店売上はまさかの108%ということですので、今期業績は鉄板かと思われます。

なお投資判断については新規でInlineとします

忘れてはいけないのが、含み資産関連銘柄としての当社です。
銀座中央通りに面する銀座店は約8,000㎡(うち3,000㎡は借地権につき注意)
は少なく見積もっても2千億円程度の価値はあるとみられます。

先日ソフトバンクの孫社長が落とした銀座のティファニーが200坪強で320億円
ですので、推定坪単価1.5億円・平米単価でも5千万円弱と試算されます。
当社の銀座店がいくら借地含みの条件付とは言えど、600億円程度の時価総額
しかないのは過小評価だと思いますが・・・どうでしょうかね。

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