主力の一角、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(4281)の3Qと微妙な上方修正。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【4281】DAC(東証JQスタンダード) 投資判断 Outperform継続

現在値 520円/100株 PER19.8 PBR2.29 3月配当 株主優待なし

インターネット広告のメディアレップ(媒体代理店)首位。博報堂DY子会社。

配当は3月期末に6円で、配当利回は1.15%となります。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは株主優待制度を実施しておりません。

業績を確認をしていきます。
■2011年3月期 売上高 779億円 経常利益 30億円 EPS 33.2円 変則
■2012年3月期 売上高 827億円 経常利益 22億円 EPS 27.3円 
■2013年3月期 売上高 963億円 経常利益 17億円 EPS 16.6円  
■2014年3月期 売上高 1,034億円 経常利益 17億円 EPS 26.3円 ce 修正
□2013年12月3Q 売上高 756億円 経常利益 13億円 EPS 23.2円

毎回似た様な感想を述べていますが、売上高の伸びや同業他社の伸びに比べて
いつも安定的に物足りない数字を出して来るのがDACです。
3期前の2011年3月期は売上が700億円台なのに、今期の倍くらいの経常利益が
あがっていますので、やってやれないことはないような気がするのですが・・。

直近で発表された今2014.3月期3Qは(当然ですが)増収増益で仕上がり、
四半期単独の売上高としては過去最高の272億円となりました。
経常利益は予想レンジの上限を抜けた数字でしたので、当社に対する期待には
遠くおよばないものの、ぎりぎり及第点という感じの評価でしょうかね。

ちなみに、今3Qについては、米国オンライン広告媒体社団体IABとの協業による
スマートフォン広告効果測定の推進や、博報堂グループでのVC設立と
国内大手企業との協業により話題となったWiL1号ファンドへの出資など、
ちょっとした定性トピックもありました。お金になるのは先でしょうが・・・。

というわけで、投資判断はOutperformを継続いたします。

言わずと知れた当社子会社のユナイテッドは、いまなおそこそこの株価位置ですが、
ココッパとかメタップスみたいなネタがあるのであまり手放さないで欲しくて、
反対にオウチーノの様な競合する不動産サイトがわんさかあるような会社の株は
さっさと換金して利益計上してほしい今日この頃です。

※参考記事 2013-08-02 621円 投資判断Outperform継続
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム第1Q決算。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11584687198.html

※参考記事 2013-06-27 501円 投資判断Outperform継続
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株主総会 2013 お土産と感想
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11561265093.html

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