業績のヤバすぎるスターフライヤー(9206)から株主優待が届いたので分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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【9206】スターフライヤー(東証2部)投資判断 Inline据置

現在値 1,925円/100株 PER当期赤字 PBR1.58 3月優待(無配)9月優待

北九州空港を拠点とする新興エアライン、ビジネス需要主体で割安。

スターフライヤーは株主優待制度を実施しており、100株毎に運賃50%引きの
優待券が3枚ずつもらえます。金券ショップでの売値のボラが物凄いですが、
1枚1,500円位では売れると計算すると、約4.67%程度の利回りが確保できます。

激ヤバ状態の当社ですが、一応業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 181億円、経常利益 11.1億円
■2012年3月期 売上高 225億円、経常利益 9.8億円  
■2013年3月期 売上高 251億円、経常利益 0.4億円  
■2014年3月期 売上高 337億円、経常利益 ▲18億円 e
□2013年9月中 売上高 160億円、経常利益 ▲13億円

んーやっぱり激ヤバですね。。

ついこの間迄優待バリュー投資家の皆様のブログでも結構見かけたのですが、
完全になかったことにされてますね。スタフラだけに黒歴史でしょうか。

特に今期は既に中間決算でやらかしてまして、9月の時点で大赤字です。
理由は会社側の説明によると為替差損と燃料費と整備費の増大とのことです。
まー為替や原油については他の航空会社もそれなりに食らっているから
仕方ないのですが、売上高段階から修正しているのはいただけません。

また美味しい羽田=福岡線についてもANAにコードシェアを許している他、
折角飛ばした国際便の北九州=釜山線も早くも運休(撤退)となっており、
果ては希望退職者まで募集し始めた状況です。完全になりふり構わぬ状況に
なってきており、かなり香ばしい香りが漂いはじめてきています。

そんな訳で買い材料など全くないのですが、投資判断はInline継続とします。

主な理由は発着枠の価値と優待券の価値で下値が限られているからです。

まぁ、最近ANAが驚きの高値で当社の株を引き取った実績があるので、
TOBとかそーゆー期待もある訳ですが、航空会社は色々制限もありますし
折角手に入れた羽田の発着枠の返上とかそういうこともありえるので、
ANAは現在の距離感を保ってくるのではないでしょうか。

どこぞの偉大な投資家さんが「エアラインだけは投資対象にしない」と
言っておられましたが、その言葉の大切さを教えてくれる会社です(お

※参考記事 2013-05-09 2,351円 投資判断Inline格下げ
スターフライヤー(9206)の反省・第2弾。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11526723016.html

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