スターフライヤー(9206)の反省・第2弾。 | なちゅの市川綜合研究所

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【9206】 スターフライヤー(東証2部) 投資判断 Neutral格下げ

現在値 2,351円/100株  PER23.5 PBR1.39 3月優待9月優待・無配

北九州空港を拠点とする新興エアライン、座席広めの独自戦略。

当社を取り上げるのは4回目です。一応参考までに優待利回りを出しますと
年2回100株につき3枚もらえる株主優待券を1枚当たり1,000円で評価した場合
利回りは2.55%となります(金券屋買取ベース)。

さて、当社は通期決算発表の2日前に悶絶下方修正を出してきました。
実に今期2度目の大下方修正となります。数字は下記の通りです。
■売上高 255億→251億
■営業益 5.2億→0.3億
■経常益 3.1億→0.4億

これほどの修正が事前に分からなかったはずなどなく、このタイミングで
今更の修正をしれっと出してくるのは重過失だと思います。
正直会社への信頼性が揺らぎますし、経営陣の描く中期経営計画の信頼度も
目標程度の青写真くらいの見え方しか出来なくなりました。

四季報や中期経営計画には当社のバラ色の今期予想の数字が踊っていますが、
本当にそんな数字が出てくるのでしょうか。羽田の発着枠の増加が寄与したと
して、今期は本当にそんな数字が達成出来るのでしょうか?

今回の修正理由は国内線の競争激化、海外線の伸び悩み、円安による燃費悪化
のトリプルパンチを食らっていることが理由で、構造的にもキツい状況です。

一つ救いだったのは、以前の記事での反省を元に買増をしなかったことです。
準主力の当社を買い増ししていたら、機会損失がすさまじかったはずなので
それだけは良かったと思います。

以上、今回の下方修正の結果を踏まえ、投資判断はNeutralに格下げします。
ANAには少しと言わず全部引き取って欲しいところです。

※参考記事 2012-11-17 スターフライヤー(9206)の反省
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11406263703.html

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