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もりもり日本滞在

怒涛の2週間がすごい勢いで過ぎ去りました。。。


いつもの如く、100%休暇という訳にはいかず、今回も40%仕事、60%休暇だったような気がしますが、

集中力と気合で久々の日本でのお休みも満喫してきました。

前回紹介した帰国報告会も無事終了。満員御礼です。


いつも帰国する前には買い物リストやすることリストを作っているのだけれど、

今回あった19個のすることリストのうち、14個はチェックできたし音符


チェックできたのは…


母と北海道旅行

ビアガーデン

美容院

健康診断

ヨガ体験

旧友との再会

家族で外食

料理(明太クリームパスタ、誕生日ケーキ、抹茶ホワイトチョコクッキー)

築地(本当は朝食も夕食も予定があったのだけれど、朝食は土壇場で叶えなかった…)

スーダン仲間Reunion


北海道旅行は、小樽と札幌と羅臼に行ってきました。

よく歩きよく遊びよく食べよく買った旅でした。

これは別途写真とともにアップする予定。


IDEAS仲間と行ったビアガーデンは、実は初体験。

誕生日が2日前の友人に、久々に誕生日ケーキを作り、自宅から事務所、そして日本橋へえっちらほっちら。

かつてIDEAS現役時代は、よくケーキを焼いて自転車で運んでみんなでお祝いしたものです。

我ながら、複合レシピなのにうまくできたと思いますぺこ


パスタは、帰国する度に母からリクエストがあって作ってるもの。

クッキーは、一度スーダンの親友に作ってあげたら、それ以降「緑のクッキーは?」と催促され、

毎回作っているもの。


ヨガは、中高時代の親友と大学時代の知り合いが経営しているサロンで骨盤矯正ヨガを体験。

痛き気持ちくて、体がよく伸びました。


合間を縫って、旧友にも再会できた。


そして気がついたら、再びアフリカへ。


実は1~6月の半年間で体重が4キロも落ちており、さすがに貧相になっては困るということで

もりもり食べ続ける日本滞在でもあった。

今回は特に魚介が食べたくて、いつも恋しくて仕方がない野菜もほどほどに、魚ばっかり食べてた。

こんなに体重を気にせず食べ尽くしたのは久々でなかなかの快感でした。

でも、結局4キロ取り戻すには至らず。


帰りの飛行機の隣に座った外国人。とーっても変な外国人でした。

アメリカ生まれのドイツ人。だから英語はアメリカンなんだけど、日本で働いているので日本語ぺらぺら。

そして一言二言交わすや否や、


"You are not really Japanese, are you. You don't look like Japanese.

Let me guess....you are African!"


なんてことを言ってくれるんでしょう。しかも、当たってるし!




スーダン南部事業 報告会のご案内

本日は、業務連絡です。。。


今回の一時帰国中に、私が所属するNGO(特活)ADRA Japanのスーダン南部事業の報告会を

開催することになりました。


あくまで個人のブログなので、現在の所属先はあからさまに公開してきませんでしたが、

これまでスーダン南部事業の報告会を実施したことなく、せっかくの機会なので

私が発表・事業紹介の場を設けさせていただくということで、私個人のブログですが、

ご案内することにしました。


日時:2010年7月1日(木) 18:30 - 19:30 

場所:ADRA Japan事務所B1階 セミナールーム

最寄り駅は明治神宮前


詳細はADRA Japanブログをご覧ください。


http://blog.canpan.info/adrajapan/archive/171



お腹が空く時間帯なので、お茶とお茶菓子をお出ししようと思っていますぺこ

合言葉は気合

スーダンに赴任して早いもので2年が経つ。


赴任当事はすごいテンパっていたけど、2年も経つと当初は超難関と思ったことでも、

さくさくっとこなせるようになったような。

「うーーん。これは困った。最大のピンチ!」みたいな出来事もそんなにないし。


度胸が据わってきただけなのかもしれないけれどね。



去年4月に私の右腕であるスーダンの相棒が赴任してきてから、日々体育会系のノリで業務が進んでいる。

そして、同僚との合言葉は「気合」。

暑苦しい合言葉だけど、結構今まで気合で色々なことを乗り越えてきているんだ。


何せ、2年間一度も気合でマラリアにかかっていないし、

「最大のピンチ!」もくじけず気合で乗り切ってきたし、

ドナーによるモニタリング視察も気合で交わしたし、

気合で天気を晴れにして、飛行機を飛ばすことができているし。


病は気から、そして天気も気から


いや、これ本当なんだって。

ここ数週間移動が多かったのだけれど、雨季にも関わらず、私が移動する時は雨が降らず

滑走路が乾き飛行機が無事到着したんだもの。

2年前、フィールドに行こうとして雨のせいで何度もくじけたのは、きっと赴任したてで

気合が足りなかったんだと最近になって思い始めている。


おそらくスーダン赴任生活もあと数ヶ月。

残りの日々、引継ぎなどで移動が多くなるし、ばたばたするけれど、気合で不可能を可能にしてみよう。

学生時代に培った体育会系のノリがまさかこんなところで役に立つとは思わなかったけどね。笑。



ところで、現在トランジット中@ドーハ空港。

ラウンジでお茶飲みながらパソコン開いてたら、隣に座ったおじさんもアラビア語でSkypeでチャットを始めた。

ここはドーハだけど、超クラシックなアラビア語でもないし、結構単語は聞き取れる。

耳に優しいアラビア語と言ったらおかしいけど、sounds familiarな感じ。


30分後おじさんの去り際に話かけてみた。


私「どちらへ出発ですか?」

おじさん「あまり知られていない国なんだけどね。ビジネスでちょっと。エリトリアに行ってくるんだ。」

私「エリトリア。もちろん知ってますよ。私もアフリカで働いてますから。」

おじさん「ほう。アフリカで。ちなみに、どこの国?」

私「スーダンです。」

おじさん「おお、私の国じゃないか。」


やっぱりーー。


スーダンという合言葉をきかっけにice breaking。

ビジネスで大阪と京都を訪れたおじさんは、日本人の礼儀正しさや高齢者を敬う姿勢が素晴らしいと褒め称え、

スーダン南部の独立について、「争いが続くくらいなら、独立して隣国として付き合い方がいいんだ」と言い、

搭乗口へ向かわなくてはならないということで、慌てて名刺交換して、お別れをした。


こういう偶然ってよくある。だから、世界(世の中)と私はつながっていると思うんだ。

(え?ちょっと自分中心的な考えかしら?ふふふ。)



さて、これから2週間の日本滞在。

6ヶ月以上もアフリカ大陸から出なかったので、久々の日本でカルチャーショックになりませんように。

前半は仕事だけど、後半は超集中して(気合で!?)日本滞在を満喫します。


スーダン・サバイバル用語

あまりスーダンに旅行に来ようと思う人は多くないとは思うが、

スーダンやケニアなどアフリカ東部に関心がある人のために、

またスーダンで働くことになった人のために(ってあんまりいないか…)

スーダンの生活必需用語をご紹介。



スーダンでは、アラビア語と英語が主に使われている。

が、スーダン南部のアラビア語はヘビのようにクネクネしたアラビア文字ではなく

英語のアルファベットを用いたジュバアラビックと呼ばれるもの。


ちょっとジュバアラビックといわゆるアラビア語の違いは、前者どちらかというと訛っていて田舎臭い感じ。

後者は英語で言えばBritish Englishのような存在感とでも言えばよいかしら。


【挨拶】

サラーム                 こんにちは

アッサラームアレイクム        こんにちは

ワレイクムアッサラーム        こんにちは(返事)


サバ アルカィール           おはよう

サバ アルヌール            おはよう(返事)


ケフ?                   元気?

イタ クエス?              元気?

(エナ)クエス 又は タマム      私は元気です



【買い物】

べカム?                  これいくら?

マー クエス                これは良くない

フィ?                    ありますか?

モヨ フィ?                 水ありますか?

マー フィ                  ありません

ターニ                    もっと、もう1つ


ワラガ                    手紙、書面

ファトゥーラ                 レシート


【会話】

イタ ウェーヌ?              あなたは今どこにいますか?

タァール                   来て

エナ ジャイ                 行きます

アイワー                   はい、そうです(相槌)

マレーシ                   残念です

 

ラー                      いいえ


ショコル カティール            仕事が沢山(仕事忙しい)

サギール                   小さい

カビール                    大きい

サカナ カティール              とても暑い

 

マシ ウェーヌ?               あなたはどこに行きますか?

エナ マシ~                  私は~に行きます


【単語】
アラビア 又は セヤーラ          車

モヨ                       水

チャイ                      紅茶

ブン(エチオピアのアムハリ語)      コーヒー

サマック                    魚

グルシ                     お金

クルクル                    全部



スーダンには紛争中にケニアに避難し何年もケニアで過ごしたスーダン人が沢山いる。

彼らはスワヒリ語を流暢に話す。

また、スーダンにはNGOやビジネスマンなど多くのケニア人が働いている。

アラビア語の次にジュバで使える言語がスワヒリ語だと言っても過言ではない。


【挨拶】

ハバリヤコ                   元気ですか?

セマ                       同上

ササ                       同上

ムズリ 又は ポア              元気です


ララ サラマ 又は ララポア        おやすみなさい

クワヘリ                     さよなら


【会話】

アサンテ                     ありがとう

サナ                        とても

ハクナ                       ~がない

ハパナ                       いいえ

ンディオ                      はい、そうです


イコナ ~?                   ~ありますか?

イコ                        あります

サワ                        OK、わかった、そうです(など相槌)


マジ                        水

マジ モト                     熱い水(お湯)

バリディ                      冷たい

スティマ                      電気


サマキ                       魚

ボガ                         野菜

ムカテ                        パン

ムカテマジ                     パンケーキ


ウェウェ                       あなた

ミミ                          私

ハタミミ                       私も(Me, too!)

ウコワピ?                     今どこ?

ニコ                         ここにいます

ウナエンダワピ?                 どこに行くの?

ニナエンダ~                    ~に行きます

ニメチョカ                      私は疲れた

トゥウェンデ                     行きましょう(Let’s go)


スーダン南部の沢山の民族のうち、2番目に人口の多いヌエル民族のヌエル語。

これはさすがにレア過ぎるので、割愛ということで。

アッパーナイル州でいくつか用語をマスターしていると便利なんだけどね。


アラビア語、スワヒリ語共に生活の中で習得したものなので、発音や約が微妙に違ってもご愛嬌。

まぁ、こんな感じのニュアンスで使っていれば生き残れるということで・・・。




どうにもとまらない

あと1ヶ月で、スーダンに赴任して2年が経つ。

いやー、あれからもうそんなに月日は流れたんだね。本当にびっくりしちゃうよ。


最近私のアフリカ人化が進んでいる。笑。

スーダン赴任して半年でがらっと変わったと元上司に言われたが、最近は自分でも

アフリカ人化していることを認めざるを得ない。


まぁ、これは生きる力の1つ、サバイバル精神の1つだとして、前向きに捉えたい。

(というか、決して悪いことじゃないよね、これ?!)


フィールドに出張する際、何かしら忘れ物をしがち。例えば、リンス。

髪はいつもセミロング~ロングなのでシャンプーだけでは物足りないんだけど、忘れたくらいじゃ動じない。

だって、ここスーダンだし。

リンスなんてなくても生きていけるよ。


が、今回はシャンプーを忘れた。

さすがに頭洗わない訳にはいかない。

一瞬困ったけど、でもマーフィムシケラ(No problem)よ。

ボディシャンプーあるし、洗顔フォームあるし、石鹸だってあるから(!)。

朝起きた時、髪を触った時の感触がいつもと違うけれど、まぁ害はないからいいっか。

とはいえ、さすがに髪がゴワゴワしてきました。


アフリカ人って、複数の言語を使いこなすのが上手。

もちろんそれは、民族によって使用する言語が違うし、母国語・共通語に加えて英語を習得したり、

または難民キャンプ先の国の言葉を話せるようになったりと、皆さんマルチリンガルなのね。


だから、会話の中でも色々な言葉がまざる。

例えば、同僚のスーダン人は英語をメインで話しつつ、「だけど」をアラビア語で話し、

「そうでしょ?」をスワヒリ語で話し、「わかった」「良いよ」とヌエル語で話す。

それでいて、流れるように聞こえるので、なかなか見事なもの。

複数言語の使い方に慣れているんだろうね。


さて、この週末は、色々と手配・調整しなくてはいけないことがあり、

英語の話せる現地スタッフを介さず直接運転手などの指示を出すことが多かった。

運転手や守衛たちは英語がほとんど話せないので、私が知っている範囲で

アラビア語とヌエル語を交えて依頼したいことを伝える。

これが、意外と通じるんだよね。というか、通じるようになってきたというべきか。


もともと私は感が働く方なので、ヌエル語やアラビア語でがーーって話しかけられても、

何となく言わんとすることは予想することができる。

でも最近はそこで止まらず、アラビア語かヌエル語の簡単な単語で返事をすることができるようになった。


昼間クックを肉屋まで車で送ってあげたら、知らないおばちゃんに話しかけられた。

どうやら、2009年エチオピアのフニド難民キャンプからの帰還民だったよう。

帰還民受け入れの時私はナシールにいたので、私のことを覚えていて話しかけてくれたみたい。

「今年も帰還民帰ってくるの?」聞かれたので、「来ないよ」と答える。

ちなみに、全てヌエル語の会話。


アラビア語しか話さないトラック業者の運転手から電話がかかってきて、

運転手「マラカルに到着したよ。支払いはすぐできるの?」

私「お金まだなのよ。金曜にジュバに行って、そのあとマラカルに来るから。お金持って。」

と何だか単語並べ立てただけだけど、電話の会話も無事済ませることができた。

なんだかなぁ…。


今回ナシールで初めて会うスーダン人やケニア人たちにも「アフリカ英語話し、アフリカ人みたいだよね。」

って言われてしまった。あはは。

自他共に認めるアフリカ人って訳ね。笑。



今日は女性スタッフに髪の毛を編みこんでもらった。

「これでMaiも女性として見られるよ。」だって。

ってことは、それまで私は女性として見られてなかったということか。