行ってきました~~~
初めての落語の世界へ。
永田町にある国立演劇芸場。
赤い床に、赤提灯、江戸文字・・・、入り口から中の売店まで
雰囲気は古風漂う素敵な空間でした
今までバレエ鑑賞は良くしていたため、そのエントランスをイメージしていくと、全く真逆な感じ・・・
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赤い腰掛け・緑茶におべんとう。そして、おじちゃんおばちゃん
めちゃくちゃ新鮮でした
席に着くなり、当たり見回したら前も後ろも、元気でおしゃべりなご年配の方々でいっぱい
私たちで若干平均年齢下がっていたのではないでしょうか
逆に元気を沢山もらえる、ある意味パワースポットかもしれませんww
いやいや、それにしても
始まるや否や、引き込まれちゃうものですね。
今回は、新しく真打に昇進した三遊亭窓輝さんのお披露目公演会だったみたいで、
その他は新人の方だったり、ベテランの方だったり全部で9組ほどの演芸者の落語・漫才・俗曲を観ました。
「芸」の根本ってここから生まれて進化してきたんだろうと思わせるくらいの
迫真の「芸」が沢山詰まっていました。
道具は手ぬぐいと扇子だけ。
その二つしかない道具を、器用に色んな物に見立て操り、そして一人二役、三役と演じていく迫力はほんとに圧倒されてしまいました。
例えば、おさしみを食べるときの、お箸の運び方、食べ方、食べる音まで。
その小さな小さな「演技」が
まるで本当にそこにあるかのように見えて感じてくるので、それはそれは観ていて楽しかったし素晴らしかったです
歌舞伎や伝統芸能と違って衣装や舞台装置などを極力使わず、演者の技巧と聴き手の想像力ではなしの世界が広がっていく、シンプルな芸ではありますが、とても人の温かい「芸術」を感じるものですね!
着物を着ていた頃が舞台になっていて、昔の風俗や習慣、言葉遣い、情緒など「古き良き日本」を味わう事もできる上に、
また同じような落語をたくさんの落語家が演じる事が多いので、演じ方の違いや演者それぞれの工夫などを楽しむ事もできました
今や、お笑いブームと言われておりますが、
「笑い」の力は、
昔も今も変わらず、きっと人も世の中も明るく楽しくするための大切な存在として
ずっと変わらずあり続けるのでしょうね。
とってもいい経験になりました
昔ならではの「お笑い」。
みなさんも一度、生舞台での「落語」にぜひぜひ行かれてみてください