GM社製京王6000系キットの車体工作ポイント。 | 極秘計画進行中!もっとオタクの味方となるために!「オボコノサトリ」

極秘計画進行中!もっとオタクの味方となるために!「オボコノサトリ」

謎の人物...もといオタクの味方であり自らもオタクである「仏滅」が、自分が面白いと思う鉄道模型とかQMAとかアニメとかボーカロイドとかをネタにして読者の皆様に楽しんでいただくブログ....でしたが、最近は本業の極秘計画進行中(内容は来るべきにここでお話いたします)。

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今夜はGM社から発売されている京王6000系キットの要修正点についてお話したいと思います。

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ミク「前に作った6722F・6416Fと組み合わせて最終列車を再現するのに作る2連を増備するのにあわせての解説ですね。」
俺「ああ。実際に作ってる途中の写真を見せるのは前の箱組み動画以来だな。だが素組みでは実車と明らかに違う部分が出てしまうので、そこを解説する機会ができたのは良かったと思う。
ミク「それでは、早速始めましょうか。」

 1、ドア窓の枠を削る。

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俺「これは前に6721F(5ドア)+6805Fを紹介したときに説明したと思うが、もう一度ここで説明しような。6721F側のみドア窓の枠を削ってある。実車は『枠なし』が多数派で、結構目立つ差異だと思うんだな。」


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リン「6805Fは削ってないけど、いいの?」
レン「きっとマスターの言うところの『少数派』にあたるんだよ。」
俺「レン、正解だ。このドア窓枠の加工をしなくていいのは以下の編成だ。

  6701F~6706F、6801F~6806F、6731F~6733F、6710F~6712F

ミク「あの~、マスターは6741Fと2連2本について、この加工をしないで作っちゃってますけど、いいんですか?」
俺「あー、あれらは作った時期が古くてな。窓枠削りをできるだけのスキルがまだなかったんだな。最初に手を付けたのかれこれ10年以上前だぞ。というか、初挑戦がこの6721Fなんだな。」
ミク「それは意外でした。デザインナイフの使い方って、奥が深いんですね。」
俺「そういうことだ。ということで、周りの必要なディテールまで削ってしまうリスクを伴うこの作業は、上級者向けだな。」

 2、先頭車運転室前部の寸法詰め。

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俺「GMの京王6000系は、床板を中間車と共用するためにこの部分が若干長くなってるんだな。ここを削って正しい寸法を出すべきだろう。」
リン「昔、マスターはここもそのまま作ってたよね。」
レン「そのときはどうしてたのさ。
俺「そこはそれ、乗務員ドアの前でレザーソーで切り継ぎして寸法を合わせてたのさ。」
リン「うわ、強引!」
俺「だが厚手のレザーソー、シルキーミニミニ2を使ったら、なんと奇跡の寸法ぴったり!あのときはちょっと感動したぞ。」

シルキーミニミニ2金属用 150mm(本体) (166-15)

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レン「そんな乱暴な技が通用してしまうとは...まさに奇跡。」
ミク「ですがそんな奇跡はそう何度も起きるものではありませんよ。一から組む人にはそんな乱暴な方法は推奨しませんね。ここでとるべき手段はあくまで「接着前に削って詰める」ことですね。あ、それから正面バーツ側の『後頭部』を削ることもお忘れなく。」

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俺「左が加工前、右が加工後だな。この写真なら違いがはっきり分かると思う。」


 3、号車札受け・KTRプレートのモールドを削る

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ミク「元のキットには、1983年頃まで使われていた号車札受けがモールドされています。同年以降の姿を再現したい人、あるいは同年以降に生産された編成(2連は過半数がこれにあたります)をプロトタイプにしたい人は、これを削る必要があります。」
リン「あと、1990年以降、KTRプレートはKEIOシールに置き換えられたけど、このKEIOシールになったあとの時代を再現するのなら、KTRプレートの浮き出しモールドも削らないとね。」
レン「ナンバープレートとKTRプレート/KEIOシールの位置関係は組立説明書のとおりなんで、そっちを見て欲しいな。」


 4、方向幕・種別幕・ドア表示灯の位置修正

俺「今夜一番の山場だな。まず側板ランナー(先頭車・中間車とも)を見て欲しい。片方の側板はこれら3者が左シフトのものと右シフトのものとが1枚ずつ入っているはずだ。」

左シフト
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右シフト

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ミク「ところが、実車は『両側面とも左シフト』が正解なんですね。この動画が分かりやすいかと思います。」



リン「ということは.....」
レン「右シフトの側板はエラー、ってことだよね。」
俺「そのとおりだ。10年以上前にこのことを知ったんだが、これ結構目立つんだよな。」
ミク「知らぬが仏知れば鬼、ですね。」
俺「知ってしまったが以上、修正しないわけにはいかなくなってだな。俺はこれまでに左シフトの側板と切り継ぎしてみたり、エラー側板から表示幕部分だけを切り出して別のエラー側板に移植してみたり、さらには正しい側板だけを使って中間車(先頭車は物理的に無理)を作ってみたりとか、あらゆる手を尽くしてこの部分の修正に取り組んできた。今夜は最後にたどり着いた方法を紹介したいと思う。」

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ミク「え?ペーパーで削り落としちゃったんですか?」
俺「まあ待て。デザインナイフでそぎ落としてそのまま接着できるようにしてある。そのそぎ落としたあとをペーパーで仕上げたまでだ。続いて、ドア表示灯と方向幕、そして種別幕を正しい位置に接着してやるのさ。」


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俺「方向幕と種別幕を再利用できるように削るのは至難の業だな。今回両方とも再利用できたのは僥倖だな。」
ミク「この技は狙ってできるものではありませんね。」
俺「再利用に失敗したときは、ランナーから削り出して方向幕と種別幕を再現するんだ。これでも上級者向きの技だな。」

リン「マスター、今夜は上級者向けばっかりだったね。」
レン「ほんとに京王6000系が熱狂的に好きな、上級者モデラーにだけ向く技の紹介だよ。」
俺「だがどの技もGM板キットを相手にするときは、必ず応用できる局面のある技だと思うな。」
ミク「例えば、ランナーを削り出してサボ受けを作るとか、モハ41半流タイプ(平妻41型と51型の半流顔を組み合わせますが、41型の側板を寸法詰めする必要があります)とか、応用範囲は結構広いんですよ。」
リン「恐るべし上級者....。」
レン「いくらマスターの技をスキャンしているだけとはいえ、ミク姉がこれだけのことを知っていることも怖い....。」

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