ブリヂストンでドッキリ体験!? | 【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】

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“テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い”
クルマのテクノロジーを美しいイラストと写真で図解する自動車雑誌
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こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。

というわけで昔日のテレビ番組みたいなタイトルで
お届けする本エントリ、決しておふざけではありません。
3日の金曜日、フランク・三浦ーといっしょに
プジョーに乗って那須塩原のブリヂストンへ参りました。
同社のプレミアムブランド・レグノの開発チームが
試走会を開催、それにMFiも混ぜてもらった次第です。

午前中の座学の2セッションを終えたあとに
(コレがもうたまらなく楽しかった……そのうち誌面で)
いよいよテストコースに繰り出して体験開始です。
4つのプログラムが用意されていまして──

1)タイヤの溝をなくすとウェット性能はどうなるか
2)レグノとネクストリーの違いを体験
3)レグノ開発車両で高速走行体験
4)空気圧で転がり抵抗はどれだけ違うか

というものでした。特筆すべきはなんといっても(1)。
新品のレグノと、トレッド面を削り取ったレグノ。
同じ車両に履かせて80km/hからウェット路面で制動。
果たしてどれだけの違いがあるのか、というテストです。

仲良く並んだプリウス2台。しかし大きな違いがありまして……


すげー……こんなにツルツルのタイヤになっとる。

放送屋さんもたくさんきているのでもちろん、
ドラマチックに最初は溝ありから開始。
びゅーん! ぎゃきー! しゅるるる。おお、うまいなあ。
車両は乱れることなく、水膜路面で止まりました。

さて、注目の溝なし号。スタート準備。
「ひょっとするとどこにいくかわからないので気をつけて」
なんてコース脇でカメラを構えるわれわれを脅します。
ビューン! ぎゃひー! しゅるるるるるるるるる。
おお、止まった。やっぱりこっちの人も上手だなあ。

溝なし/ありでの制動距離の違いはご覧のとおり。
どうですか。クルマ2台分くらいでしょうかね。
ダメですよ「へえこんな程度か」なんて思っちゃ(笑)。
手練りのテストドライバーをもってしてこの差ですからね。
一般ドライバーだともっと伸びるでしょう。回るかもしれません。

溝なしタイヤなんて、古くなって使用限界を迎えたものしか
われわれには触れる機会がありませんよね。
イコールコンディションで溝あり/なしを用意して、
同条件で違いを目の当たりにする。勉強になります。

週末にタイヤを見に行ったのは言うまでもありません。
問題は金だな。新しいタイヤが欲しいですなあ。