1月22日(木) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 夜、「オーマイライフ」(オーマイニュースが昨年6月いっぱいで社長交代し、現在の名前に変わった)の平野日出木さんとノンフィクション・ライター青木理さん来る。

「東寿司」で刺身をつまみながら、今月いっぱいで「オーマイライフ」を離れるという平野さんの話を聞く。やはり創造していたとおり、経営的に相当苦しいようだ。

 市民メディアと広告タイアップを、一つのなかで成立させるのは、至難である。平野さんは、しばらく、PRの仕事をしながら、ライターとしてものを書いていくか、別の道を探すのか、考えてみるという。日経の敏腕記者でアメリカ経験も長い彼だから、ぜひ、書いてほしいと思うが、いまのような「ノンフィクション厳冬期」では、そうはいっても勧めることはなかなか難しい。好漢の前途に倖あれと祈るしかないか。