1月16日(金) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 上智大学での講義を終えて、オフィスへ戻る。深夜まで原稿書き。終わって、久しぶりに、冷蔵庫に残っていた焼酎を出して、お湯割りにして呑む。講談社を定年になって2年と少々。すぐに「オーマイニュース」へ編集長として行ったから、ほんとうの自由業者になったのは、昨年7月からだから、半年あまりか。

 おかげで、たくさんの友人たちに助けられて、何とか糊口を凌いでいる。ありがたいことである。こんな辺鄙な(?)ところまで、いろいろな人が訪ねて来てくれる。そうした人たちの口から、出版業界を始めとする様々な話題を聞くことができ、浦島太郎にもならず、呆け防止にも役立っているようだ。

 今年は、かねてからの夢である小説にチャレンジしてみようか。そんなとりとめのないことを考えながら、お湯割りが身体に広がっていく。