マクドナルド 攻めのリストラクチャリング | ラテン系企画マンの知恵袋

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(なお、本ブログは個人の責任で書いており、所属企業とは無関係です)

日経ビジネスの記事より

■マック、名実ともに外資に

https://business.nikkeibp.co.jp/prembin/latest/307232.pdf?id=205252


原田社長が、向こう1年間で全店舗の10%にあたる433店舗を

閉鎖し、120億円の特別損失を計上すると2/9に発表した


前任の藤田田氏時代に、ご褒美的にFCオーナーとして独立した

店舗が一国一城の主として君臨し、中には経済合理性に

合わなかったり、質が伴わずブランドを毀損する恐れのある

店舗も多く、それらの店舗を今回、まとめて閉店し、

負の遺産を一掃するとのこと


2009年12月期に過去最高の純利益128億円を

たたき出した今だからこそできる

その時目指して、ひたすら利益を積み増してきた


旧勢力からは「米国の手先」と陰口を叩かれながらも、

「米国籍のグローバル企業である」ことを

従業員一同に徹底していった原田氏


通常であれば、自分の在任期間にがっぽり利益を出して、

逃げ切ろうと、ついつい、考えてしまうもの


そんな中、最高益の時に、次の成長に向けた膿出しをし、

会社を筋肉質にするという決断がさらっとできてしまう

社長が率いる会社、まさに、無敵ですね