夏に行きたいあんなトコ Vol.13 ボービントン戦車博物館② | 旅ログ~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆

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とあるフミンの「おでかけ」にまつわる四方山噺☆

と、いうわけで。「世界最大級の軍事博物館」ボービントン ( ボーヴィントン ) 戦車博物館訪問記の二回目。いよいよ博物館の中に入りますゾ~ (^∀^) ♡。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-The Tank Museum


と、その前に…博物館に入る前の、さらにその前のバスに乗っている段階で、デザートイエローに塗装された戦車が視界の左手に見えてくるのです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Approaching


まずは英国軍のかつての主力戦車・チャレンジャーIです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Challenger-Stanley_2


ただし、この車両はボービントンの展示物ではありませんで…(^_^;)。道路を挟んで隣接する英国陸軍の施設の所有物なのです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Bovington Royal Army Base
Bovington Camp Armoured Centre


野ざらしで展示してあって、自由に触ったり写真を撮ったりしても大丈夫なのですが、戦車によじ上ったりするのはNGなようです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Challenger-Stanley_8


また近くに女性向けの乗馬クラブがあるらしく、どこからともなく馬とともに現れた女性達が優雅にパカパカと戦車の前を通り過ぎたりします。日本ではまず見られないのどかで不思議な光景です。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Horse,Women and Tank


屋外の戦車が撮影&おさわりOKだったので、施設内部も撮影OKなのかと思って内部のほうにカメラを向けると、中から「NO!, NO!!」と注意する声が聞こえてきました。軍事機密の関係上内部の撮影はNGのようです。なにぶん相手が軍隊なので、もし撮影を強行した場合、身の安全は保証できません。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Garage of
と、言いつつ内部の隠し撮り


ではいよいよ博物館の敷地に入ります。まず入り口の両脇に狛犬のように2台の戦車が☆向かって右側にあるのはお馴染みM4シャーマンです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-M4 of The Entrance


そして左手にあるのは…!


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Bishop_1


ムムッ!? これはもしかしてあの「街道の怪物」ソ連の重戦車KV-2たんなのか?!


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Bishop_3


車体の大きさに比してアンバランスな巨大な砲塔はKV-2っぽいのですが、ごく少数しか生産されなかった稀少兵器がロシアの博物館ならともかく、なぜ英国の博物館に収蔵されているのでしょうか?しかも野ざらしの状態で…


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Bishop_4


日本に帰ってから調べてみると、どうやらKV-2とほぼ同時期に英国軍が開発した「25ポンド自走砲ビショップ」というものだそうです。
自走砲と重戦車という違いはあるのですが、どちらも砲塔が巨大すぎてあまり使い物にならなかったという「失敗兵器」であるという点では共通しているようです。人間、考える事はいつの時代も同じなようです。


ちなみにKV-2(プラウダ高校仕様)です。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-KV-2 G&P #09


あとビショップとM4シャーマンとの位置関係です。手前のビショップが入り口通路の左側、奥のM4シャーマンが右側に野ざらしで展示してあります。M4シャーマンはともかくとして、ビショップもKV-2同様に稀少兵器なはずなのですが、なぜか扱いが雑です。まあ見た目が強烈なぶん来館者に与えるインパクトは絶大なので、集客における「つかみはOK」です。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Bishop&M4_2


ただここは近所の小学校の通学路になっているようなので、稀少兵器ビショップの横を下校中らしき児童達が普通に通り過ぎたりするので、付近の住民はもう慣れっこのようです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Bishop&Children


阿吽がわりのM4とビショップの間を通り抜けて、博物館の建屋を右手に見ながら奥へと進んでいきます。敷地内はけっこう広いです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Tank museum road_1


ちなみに通路から入り口のほうへ逆方向に見た画像です。阿吽のM4とビショップの後姿が見えます。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Bishop&M4_1


さらに先へと歩いてゆくと、前方11時の方向に何か見えます。近づいてみると…


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Tank museum road_2


大きな履帯が特徴的なチャーチル歩兵戦車です。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Churchill-outside_1


主砲の口径が小さいので初期タイプのようです。なぜか車体の前面と側面にペルー国旗らしきものが描かれています。退役してペルーに払い下げたものを再度買い戻したりしたのでしょうか?


ガルパンでは女子3人が搭乗して車内で紅茶を頂いていたので、かなり大型の戦車かと想像していたのですが、実物はそんなに大きく感じませんでした。全長7.42mもあるのでかなり大きいはずなんですが、履帯がやたら大きい分、車体全体が小さく感じるのでしょうか。よくわかりませんが。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Glorianas tea in Churchill


こちらも野ざらしで周囲に監視する人もいないので、撮影&おさわりし放題なのですが…


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Touch the


やっぱりこちらも基地にあったチャレンジャーと同じく、よじ上ったりするのはNGなようです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Do not climb to Churchill


そして近所に乗馬クラブがあるらしいという関係上、こちらも馬に乗った女性がどこからともなく現れてパカパカと戦車の前を通り過ぎたりという牧歌的な光景が見れたりします。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Churchill and Mount Woman


あと珍しい点として、このチャーチルの隣には金網で囲われた区域があって、そこに戦車の部品が草ぼうぼうの中に打ち捨てられてあります。ここから部品を拾ってレストアするのでしょうか。
どの部分がどの種類の戦車の部品かは判りませんが、こういったものが見れるというのもまた貴重です。兵器としてではなく「工業製品」としての戦車の側面が垣間見えます。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Tank Trashes


このチャーチルの置かれている場所から、主砲の向いている方向へ延びる道をさらに歩いてゆくと…


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Bronze Statue of Soldiers


右側に戦車兵たちのの銅像。そして左側には来館者用の駐車場と…


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Museum Parking


「The Kuwait Arena」という、戦車を走らせるための広い円形のグラウンドがあります。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-The Kuwait Arena


時期によっては、週末などに実際に戦車を走らせるアトラクションなどがあるそうです。日本の自衛隊でいう「実演展示」を、所蔵品の年代ものの戦車で行うという、戦車の発祥地ヨーロッパならではの豪華なアトラクションです。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Tank museum road_3


ついでに「The Kuwait Arena」からチャーチルの置かれた方向へ振り返ってみた風景です。画面奥に小さくチャーチルが見えます。


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Memorial Monument


「The Kuwait Arena」から少し進むと、1945年以降に各国の紛争地で戦車兵として戦死した英国兵士の名が刻まれたモニュメントがあり、そこから右に視線を移すと…


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Challenger-outside_1


今度はオリーヴ・ドラブにペイントされたチャレンジャーIです。そしてその右手には…


$(((旅ログ)))~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆-Tank Museum Tower


とうとうやってきました☆「The Tank Museum」建屋への入り口です。


…ただここまで書いてきて、すでにかなり長くなってしまったので、内部の様子は次回にて☆