四日市市は11月20日からの4週間、水沢・桜地区において『バス社会実験』を実施することを決めました。
『宮妻口』と『桜駅』を繋ぐバス路線で、1日7往復運行されます。
これは、水沢地区、桜地区に「コミュニティバス」に対する需要があるかどうかを調査するもので、この調査の結果によっては水沢・桜地区における「コミュニュティバス」の導入に大きな弾みとなります。
数年前から、水沢地区の今後の構想を考える『まちづくり構想策定委員会』において、「コミュニティバス」の導入を求める声が多くありました。
現在終盤に入っており、近々取りまとめが行われる水沢地区の「地区まちづくり構想」にも、「コミュニティバス」の件は盛り込まれる予定です。
こういった地元からの強い要望を受け、市は2013年度から『バス社会実験』に掛かる200万円の予算を計上していました。
しかし、2013年度は準備が整わずに見送られ、2014年度に2年越しで「バス社会実験」が行わる運びになりました。
現在、水沢地区の公共交通手段は100%「三重交通バス」に依存している状況です。
市内全域での公共交通機関の利用者が減っている中、三重交通も不採算路線からの撤退を検討しています。
水沢地区に関する路線においても、そういった検討がなされていると聞いています。
こういう状況の中、地域として如何に公共交通手段を確保していくかが大きな課題となってきます。
限られた財源の中、全て行政におんぶにだっこではその糸口を見つける事は困難であります。
地域が汗をかき、希望と情熱を持って取り組まなければなりません。
ちなみに、水沢地区においても「コミュニティバス検討委員会」を立ち上げ、1年以上議論を積み重ねてきました。
四日市市内で最も不便な地区と言われている水沢地区にコミュニュティバスが導入されれば、市内の他の地区でも導入に大きな弾みがつくと考えられます。
当バス社会実験は、水沢地区そして四日市市全体においても大きな意味を持つものになります。
今後の公共交通政策に大きな影響を与えるであろう「バス社会実験」が11月20日より水沢・桜地区で始まります!
■過去の関連ブログ
・【総合交通政策調査特別委員会】「コミュニュティバス」制度作りに向けての議論が始まる
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・【総合交通政策調査特別委員会】「コミュニュティバス」NPO生活バス四日市 西脇代表参考人招致
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