5月1日、和歌山県和歌山市に視察に行ってきました。
今回の視察のテーマは、以前から私が力を入れている『市街化調整区域における土地利用の規制緩和』でした。
先日、全国的に店舗を展開しているある企業の開発担当者の方とお話する機会が有り、四日市市の市街化調整区域における開発状況について色々話をお伺いしました。
その時、その方がおっしゃった言葉がとても印象的でした。
その言葉は、「四日市市の市街化調整区域における開発規制の厳しさは全国トップクラス」という事でした。
更にその一方で、全国では地域活性化(土地の有効な利活用)の為に、大胆な規制緩和を行い活性化に繋げている自治体もあるとのアドバイスを頂きました。
そして、その方が例に挙げられたのが、『和歌山市』だったのです。
その後直ぐに、和歌山市の『開発行為等に関する条例』を調べてみると、その大胆な規制緩和の状況に愕然としました。
心の中で、「こんな事まで自治体の裁量で行えるのか!」と叫んでいました。
大げさな話では無く、それほどインパクトがある条例だったのです。
簡単に言うと、四日市市にも『開発許可等に関する条例』がありますが、四日市市は市街化調整区域に何も建てさせない為の条例、和歌山市は市街化調整区域に何とかして建物を建てさせようとする条例なのです。
和歌山市の『開発行為等に関する条例』についてぜひ勉強する価値がある。
ここまで規制緩和を認めている行政の姿勢、その背景を詳しく知りたい。
そして、何よりも現場の生の声を聞きたいという事で、和歌山市への視察を決めました。
次回のブログで、具体的な和歌山市の取り組みについて紹介していきます。
最後に、今回のブログで皆さんにお伝えしたかった事は、大変厳しいと感じていた四日市市における市街化調整区域の開発規制は、全国的に見ると必ずしもスタンダードなレベルではないという事。
全国一律に四日市市くらい厳しい規制が掛けられているのであれば、諦めも付くかもしれませんが、この厳しい規制は四日市市の独自施策で行われているという事が分かり強い憤りを感じる一方で、四日市市の施策を方針変更させれば規制緩和の道が拓けるいう事も分かり俄然やる気と情熱が湧いてきました。
◎これまでの関連ブログ
■平成24年6月定例月議会 一般質問【市街化調整区域に未来はあるか】
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11274473456.html
■平成25年度6月定例月議会 一般質問【取り残される市街化調整区域 ~人口減少にどう立ち向かうのか~】
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11554471784.html
■【市街化調整区域に関する勉強会発足!】市街化調整区域における土地利用の規制緩和の活路となるか!
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11760095771.html