マンガの窓表現が最近凸凹リアルになってることについて 1

現実の建築デザインの世界において
窓枠の意味を究極コントロールしようとした代表的な建築として「ストンボロウ邸」と「バラガン自邸」をご紹介しました。

で、一方マンガの窓についてなのですが

元々のデフォルメされた記号的なサッシワークから最近リアルダサさ方面にどんどん進んでいるようなのです。

マンガも進化の過程でいろいろな了解事項が作者と読者で共有されており、描き方として四角が二重になっててガラス面に斜線を入れておけば
「窓とわかる」のに、です。

事例は「GANTZ」です。

「GANTZ」はですね、奥浩哉先生の代表作ですね。
ある事情により現世で命を落としたはずの人が、現世とうり二つの世界でアクションRPG(ロールプレイングゲーム)のようなことを強制されます。

でもゲームですがただのゲームではありません。
これに参加したものの途中で失敗すると死にます。
かなり悲惨な死に方します。


なぜ?こんなことになっているのか?


なにを強制されているのか?

なんのために殺し合うのか?

さっぱりわからないままに、お話しはガンガン進みます。
容赦なく、厳しい世界です。
でも物語の舞台は現代の今のこの時代の東京の街なんです。