昨日の竹のはなし 2のコメントで
yagyuhyogonosukeさんに教えていただいた「雀が減っている」について調べてみました。
yagyuhyogonosukeさんのブログ 

すると

ココログニュース
http://news.cocolog-nifty.com/cs/article/detail/blog-200904081846/1.htm
・・・雀は人家の周囲に住む習性があり、巣作りに適した瓦の屋根が、洋風化と共に減ってきている・・・

立教大学の三上先生によれば
三上先生のサイト
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/animal-ecology/members/osamu_mikami/sparrow-index.html
・・・現在ヨーロッパの一部の地域では、日本のスズメと同じような環境に生息するイエスズメという鳥が街中から消えてしまっています。・・・・

ということで、その減少具合が半端ないみたいです。
50年前の個体数から9割も減った。
なんと!10分の1です

いろいろな原因があるみたいですが、雀は人の居住地域にしか生息せず、人里離れるといなくなるというくらい、人間生活に密着した野鳥だそうです。

稲の害虫や雑草の種子も捕食しつつ、秋の実りであるお米も頂戴する。
米作りを手伝って、家の軒を借り、人家周辺で暮らす。
こうなると野鳥ともいえませんよね、人間と共生している代表的な鳥とした方がいいのかもしれません。

その減少の原因のひとつに建物の作り方の変化がある!としたらそれは捨て置けませんよね。
雀は小さな隙間でもうまく巣作りをするそうで、瓦の隙間が好きみたいです。
ここでも屋根材料の問題が出てきましたね。
建築家の人たちが好きなガルバリウム板金のフラットルーフやコンクリート打ち放しは雀も嫌いなんですよ。
建築エコノミスト 森山のブログ
写真:瓦の隙間で巣をつくる雀

実際に瓦の隙間からはみ出てきた小枝や枯れ草が樋を詰まらしたりすることもあるみたいですが、
であるならあらかじめ雀が巣をつくりやすく、そして家を痛ませないような
瓦葺き、屋根材、屋根工法を考えてみてはどうなんでしょうか。

建築エコノミスト 森山のブログ

ビルの壁面や壁のトップには笠木という金具がありますが、そこにも雀が巣をつくりやすいような隙間をあらかじめ設けておいて、時々外して点検できるようにするとかです。

建築エコノミスト 森山のブログ

この雀も住める現代建築というのはちょっと新しいテーマになりますよ

その後、yagyuhyougnosukeさんよりまたまた教えていただいたのですが、
イギリスでは、家にはじめから鳥に巣を提供するようなデザイン、工法があるみたいです。非常に示唆に富んでいます。
9月5日の記事を読んでみてください。


英国アンティークス・Miaさんのブログ 
http://ameblo.jp/eiokuantiques/

コメントでyagyuhyougnosukeさんに教えていただいた、
キャノンフォトクラブのスズメと屋根の写真
http://canon-club-kanazawa.seesaa.net/upload/detail/image/0803uchida.jpg.html