以前

『さらに簡単でかわいい 子供用ベビースリングの作り方』

を書いたときに

実は同じ方法で大人用も作れるけど特に書いていませんでした。

で、

今回はチューブになっているニットで作る !!かんたん なリングなしスリングの作り方を紹介します。

おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_18
こんなカンジ~クラッカー

このスリングは輪になっているニットさえ手に入れば今まで紹介したスリングの作り方の中で一番簡単に作れます。
そしてミシンパワーも不必要です。
輪になっているニットが手に入らなければ脇に縫い目のないタイプのTシャツでも代用できますが
丁度いい厚みで脇に縫い目のないタイプのTシャツはけっこうみつけられないもんです。


このベビースリングはニット生地を利用しているため赤ちゃんの体重が重くなってくると
赤ちゃんの重みで伸びてきて
「赤ちゃんのお尻は抱っこする人のおへそよりも上!」
というのが守れなくなってきて重く感じます。
なので月齢の低い子を抱っこするのに向いているスリングといえるでしょう。

ちなみにこのスリングは同じものを二本作って両肩にかけて使います。
このスリングは幅が狭いので安全に使用するためもありますが
両肩にかけることで抱っこする人の負担も少なくなります。

二本作らない場合は、後半の着用方法をご覧下さい。


こちらを参考にベビースリングを作った場合のご使用は自己責任でお願いいたします。


<材料>
ニット生地  輪になっている状態で幅43cmの86cmのニット生地を
         長さ112cmぐらい用意して
         56cmぐらいにカットして二本の輪を作る。

         できるだけ伸びの少ない生地を選んでください。
         ものによって本当に伸びが違うので要注意です。
         伸びが多いと抱っこしたときに重く感じます。

        ※私の持っていたニットが170cmあったのでとりあえず3等分
          したのでこの長さにになりました。
          正確には一本56.6cmだったかな?

        
ニット用の糸 糸は絶対ニット用を用意してください。
          普通の糸ではニットの伸びに耐えられなくなって切れます。

ニット用の針 針も絶対ニット用にしてください。
          普通の針では生地に穴を空けて、そこから裂ける原因
          になります。

こんな生地です。
おんぶに抱っこで『おがる』
左右が『輪』になっています。

おんぶに抱っこで『おがる』
43cmの『輪』になっています。

おんぶに抱っこで『おがる』
長さは56.6cmぐらいかな?        


<作り方>

1cmの三つ折をします。なので縫い代は2cmです。

おんぶに抱っこで『おがる』
端から2cmのところにしるしをつけて

おんぶに抱っこで『おがる』
一折・・・

おんぶに抱っこで『おがる』
アイロンできっちりと

おんぶに抱っこで『おがる』
二折りで

おんぶに抱っこで『おがる』
ピシっと留めます。せっかくアイロンかけたのにズレちゃうと後で困るからね~。


三つ折で両端をそれぞれ縫います。

おんぶに抱っこで『おがる』

縫ってるうちに伸びてくるから
テフロン押さえとかでやったほうがいいかも。

ロックミシンを持っている方は三つ折じゃなくても大丈夫です。うらやましいなあぁ。


おんぶに抱っこで『おがる』
縫えたー!
おんぶに抱っこで『おがる』
二つ折りにすると26cmぐらいかな?

おんぶに抱っこで『おがる』-DSC_0448.JPG
二本分縫いますよ。
アイロンで押さえると、端のベロンベロンが少しおさまります。
多少ベロンベロンでも身につけてしまえばさほど気になりません。


<着用方法>

まず1本目を外表にして二つ折りにして肩からかけます。

おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_15
ビックリするぐらいピタピタの着心地です。
最近太ってきて11号の私ですが9号の人もこのぐらいピタピタになっているのが理想。

普通のスリングと同じように赤ちゃんを基本抱きします。
おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_16
首が座っていない子はポーチのフチで頭を支えてあげてください。
くれぐれも赤ちゃんをポーチに潜りこませすぎないようにしてください。窒息の危険性があります。
赤ちゃんの重みでもう結構下のほうにスリングの底がきているのがわかるかな?
伸びが少ないニットでもこのくらい重みで下がってきます。
赤ちゃんの足は出してください。
足を入れているとせっかくの密着感がそこなわれて
さらに重く感じます。


1本目と同じように反対の方に2本目のスリングを掛けて
今度は『ピーナッツ抱き』にします。
(赤ちゃんの足がスリングのポーチに、またがっているのがわかるかな?)
おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_17
2本目のスリングは頭を支えなくても大丈夫です。
1本目が支えてくれています。
2本目は1本目を肩に掛けたときに既に腹巻のように腰に巻いておくとやりやすいです。

首がすわった子は手をだしても大丈夫。

おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_18


ニットスリングを1本だけで使いうときは
ショールなどで赤ちゃんの背を支えてあげてください。

ニットは伸びるので反り返る子の場合は二本使いのときも
ショールで支えると安全です。
おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_21

後ろから見るとこんなカンジ。
おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_20
ここではわかりやすく赤のショールを使っていますが
スリングや服装とコーディネートしたショールやマフラーなどを使うとステキかと思います。

ショールで二本使いのようにする方法もあります。
こちらも『ピーナッツ抱き』のようにショールに赤ちゃんをまたがらせます。
おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_22
ショールをスリングのように肩からかけて真結びしているだけです。
結び目が長い場合はキケンなのでまとめるか本体に入れ込んでおきます。

後姿はこんなカンジ。
おんぶに抱っこで『おがる』-ニットスリング_22
ショールはニットと違って伸びないのでさらに赤ちゃんの背を支えるためのショールはいりません。

ショールを使った抱っこはこちらもご覧になるとよりわかりやすいかも。
『結んで使うベビースリング』



両肩で支えるのでラップタイプのスリング(巻きスリング)みたいに楽ですよ~音譜
お子さんの体重がすっごく重くなる前にぜひ試してみてください。