国営放送で、たぶんオーストリアとスイスとも共同の
カルチャー番組を主に流す「3SAT」というチャンネルがあって
今日一日「メルヘン」をテーマに番組を組んでいるらしい。
さっき私がキッチンにいる時に同居人が見始めて
ハーメルンのねずみ取り男の話を見たんだって。
で、今日のこの番組、別に子ども向きに
メルヘン映画を流すつもりじゃないらしく
時代検証などもふまえての分析もしてるんだって。
ハーメルンのねずみ取り男の話は簡単に説明すると
「街にあふれたネズミに困っていた所に
色とりどりの服を着た男が来て
ネズミを駆除する代わりに高い報酬を要求する。
駆除できるとは思わなかった住民はそれを承諾したら
笛を吹いただけでネズミは河に入っていって溺れて
ネズミ駆除は成功。
ところが住民はこんな簡単な事に大金は払えないと
男との約束を反故したので男は怒って去って行った。
その後、大人が教会に行っている時に男が戻って来て
今度はヴァイオリンを弾いたら街中の子ども達が
男の後を付いて街を出て行ってしまって二度と戻らず
ハーメルンの街の子ども達が全くいなくなってしまった。」
と言う話です。
幼稚園の時に読んだでしょ?
それをこの番組で
☆ネズミは音に反応するか?
☆ネズミは本当に溺れるか?
という実験とともに検証して行ったらしい。
面白いよね。
で、ネズミは笛の音や同じ様な周波数の音には
特別な反応はしない事。
ネズミは泳げるので簡単には溺れない事、などが
上げられたって。
あはは。
ネズミも色々いい迷惑だよね~。
それにメルヘン本には13歳以下の子どもがいなくなった、
と書かれているけど
いなくなった子どもの中にはもう成人していたはずの
市長の娘も入ってるんだって。
いや~、私の頭の中にはもう物語が出来上がりましたね~。
もともと実は人買いの話だ、と言われているこの話。
人買いがねずみ取り男。結構カッコいい男の人だったのかも。
その愛人で集団人買いの手引きをしたのが市長の娘。
あ~、でもきっと誰も幸福にはなってない話だな~。。
魔女狩りの時代と重なるな~。
市長の娘はすぐに男に捨てられて
しまいには魔女認定かも。
あ、そうそう、メルヘンはドイツ語の発音では
「メァヒェン」に近いです。
ドイツで日本風に「メルヘン」と言っても通じないかも~。