大雨・強風・泥酔という最悪のコンディションでの
登山は過酷で困難を極めた。。。
神様。。。やはり、竜一会メンバーの煩悩はこんな試練を乗り越えなければならないほど大きいのか。。。
自分達の煩悩垂れ流しの日頃の生活を本気で恨みました。。。
だけど、竜一会のメンバーはその煩悩に打ち勝つ為に歩き出しました・・・
標高２３０５Ｍ地点。
ここから登山道に入り富士吉田ルートを登っていくのですが・・・
ここからは小江戸川越マラソン方式で経過を追ってみたいと思います。
川越マラソンの記事はこちら→http://ameblo.jp/monami-motors/entry-10721671727
※標高はイメージです。実際の標高とは違うところも多々あると思いますがご理解のほどよろしくお願いします。
標高２３００Ｍ・スタートから３分。
待っていたのはいきなりの下り坂で度肝を抜かされる。
（帰りは地獄の登りと化す）
標高・２２９０M近辺。。。スタートから５分。
下り坂がまだ続き大粒の雨にも関わらず、余裕をかます命知らずな泥酔トミー。
標高２３００Ｍ スタートから１５分後。
長い下り坂が終わり、いよいよ上り坂に突入する。早くも呼吸が乱れる。
標高２３２０Ｍ スタートから２０分。
ほどなくして富士吉田口ルートのスタート地点に着き
今までの道は登山道ではなくタダの砂利道だったと気づき動悸が始まる。
さらに、下山途中の外国人の方を捕まえ記念撮影を撮る事に成功。
今思えばこれが外で全員が写った最後の写真でした。
標高２３４０Ｍ スタートから３０分。
最初はアスファルトの道も、やがて溶岩石の道に変わり・・・
早くも膝の爆弾の導火線に火がつき、皆から遅れをとる。
標高２３７０Ｍ スタートから４０分。
６合目に行く前に通るトンネル内で早くも根を上げた漢（オトコ）が・・・。
前日までの寝不足。お酒、雨、風、重いリュックにより
体調が優れず顔面蒼白なトミー本人。
『もしかしたら・・・登れないかもしれない。』
そんな考えが頭を過ぎりダダをこね始める。しかし、仲間の『会長、頑張って』『会長、一緒についてきます』の暖かい励ましで大きな力をもらい歩みを始める。
標高２３９０Ｍ スタートから４０分。
早くも六合目に到着！！！
体調は優れないものの意外とあっさり六合目についた為、急激に体調が回復し、富士山安全指導センターにいた従業員さんに親指をつき立て、元気を猛烈にアピールするという無駄な事を２、３度繰りかえす。
このとき富士登山なんてちょろいちょろいとほくそ笑んだことが今は憎い。
標高２５００Ｍ スタートから１時間。
登山道のこう配が厳しさを増し、雨風は一層強まる。
幾名かはまだ手を上げ元気な姿を見せるが数人からは覇気がなくなりはじめる。むろん、トミーも覇気がなく生気もほぼなくなっている一人である。
標高２５５０Ｍ スタートから１時間半。
ジグザグの道がしばらく続き１ターンごとに休憩を入れないと登れなくなる。
雨に打たれＭはたこ八郎のような髪形になる。もしくは額がＭになる。
特に煩悩の塊２強である会長・副会長は両膝の爆弾爆発寸前という大きな試練と向き合うも、下山という言葉が２、３度小さな声で飛び交う。
標高２６００Ｍ スタートから２時間。
相変わらずの大雨の中、下山ですれ違う人達からの『頑張って～。』の声に返答ができなくなり頭がうすら痛くなり、呼吸がやけに浅く、視界が狭まりだす。
にもかかわらず、標高２６００Ｍ地点で仕事の電話が入り携帯でお客様とやり取りをするツワモノが現れる。
携帯が通じる事とＫりの息も乱れぬ完璧な電話対応に驚き、１０Ｍほど滑落しかける。
このころから稀代のアルピニストの才能が開花しＭはどんどん先に行く。
標高２６５０Ｍ スターとしてから２時間半。
向こうの方に山小屋らしきものが沢山見え始め、テンションは上がりだすも、足はもうほとんど上がらない。この時点でハーフマラソンのキツさを越える。
標高２７００Ｍ スタートから３時間
７合目到着！！！
５合目～６合目間と違ってものすごく長かった。。。
花小屋？だったけな？最初の山小屋の前で初めて腰を下ろし休憩。
このとき、足が自分の意思とは全く関係なく、生まれたての小鹿のようにブルブルと震える。
休憩が終わり、下山と言う言葉ははっきりと出始めたが己を奮い立たせ
次なる道を進もうとしたときに開いた口がふさがらなくなる。
画像はイメージ↓
↑
以前、宇宙の神秘を見て唖然としたＴモカズさんの驚きの表情。
なぜなら、そびえ立つ岩肌を登らなくてはいけないと前に進めないからである。
このとき、ハイキングと登山を間違えていた事に今更ながら気づく。
とりあえず、ここは会長自ら先陣を切り、山と戦うも・・・
どんどん抜かされ、いつものように皆の後を追う形になる。。。
雨、風、泥酔、岩場というさらに過酷なコンディションの中、
それでも挫けず、
一歩一歩、歯を食いしばって進むこと約３時間半！！！
足の痛さに加え、雨風により全身びしょ濡れで体力も限界の中、、、
トミーのデジカメとＲＹＯ君の携帯が雨で壊れたのと引き換えに
僕等の今夜の寝床。
標高３０００Ｍ付近にそびえ立つ東洋館に・・・
全員無事に到着しました！！！
く～、ブログにすると一瞬ですね(ノ◇≦。)
なんか悔しい（笑）
中に入り、冷え切った体を暖かいストーブで暖を取り・・・
一命を取り留めました。。。（松戸の山ガール達と意気投合）
一息ついた後は、僕等の部屋に荷物を置き・・・
みんなが待ちに待った、お約束のビール！！！
明日の登頂成功を願い、カンパーイ。
からの～、食事～о(ж＞▽＜)ｙ ☆
なんでも日本で一番標高の高い生ビールだそうです。
食事もハンバーグ定食で・・・
かなり運動したから、みんな残さず完食！ご馳走様でした(^∇^)
ご飯を食べ終わった後、暖炉で寛いでると。
泊り込みで働く従業員さんが
神妙な顔でテレビの天気予報に釘づけになり
宿泊してるパーティー４組に向かってショッキングなセリフを吐いたのです。
あちゃ～。
やっぱ天気予報は変わらず、
明日は大荒れだ。
本降りの雨と風速２０Ｍ位の強風が吹くそうだね。
ツアー客も今日、明日の登頂は
キャンセルしてるしなぁ。
夜中に起きて、頂上まで行っても
ご来光は見えないだろうね。残念。
奇跡でも起きれば別だけど。。。
てゆうか、
ひどかったら山頂に向かわず
下山した方がいいよ。。。
特にそこの少年（実際は３５歳）
あなた、間違いなく死ぬよ。
と、最後はトミーを指差し下山も覚悟だと告げられました。。。
そう、奇跡が起きなければ。。。
はたして、明日の登頂は無事にできるのだろうか？
奇跡を信じて待つことにしよう。
なんせ、ここには生粋の晴れ漢（オトコ）がいるから。。。
激動の明日へとつづく。。。
・・・
・・・
しかし、明日の登山とか言う前に、この中の誰かが・・・
富士山頂を目指すことなく無念の下山をしなくてはいけなくなるなんて
この時は思いもしませんでした。
・・・
ほら、そんな事を言ってるうちに・・・
先ほどまで雨を降らせていた暑い雲はなくなり、
お月様が顔を出してきましたよ。
皆様も日本一の山で起こった奇跡を明日の記事で
目の当たりにするかもしれまえせんね。
とりあえず、それまでは
明日の登頂、もしくは下山に備えて準備をし寝るとしましょう。
それでは、また明日。おやすみなさい。
つづく→http://ameblo.jp/monami-motors/entry-11296371735
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営業時間：８時半～１８時
：日曜・祝日・第二土曜（ただし、フェアの場合は土日営業)漢（オトコ）って
東洋館がちょうど頂上までの中間地点だよ。
と言われて
すぐさま
下山の準備を開始したよね？
それはどうかな？(￣ー☆