スタイルプロデュースコミュニケーションズの門馬です。
コーチングを学んだ方から、コーチになって売上をあげたいのでコンサルをして欲しいというような依頼を頂くことが結構あります。
そんな方に、一番最初に質問するのが
「コーチングを学ぼうと思った理由(動機)は何ですか?」ということです。
その次に
「あなたのコーチングの特徴(ウリ・強み)はなんですか?」
「誰に対して、コーチングを提供したいと思っていますか?」
「あなたのコーチングはいくらで提供しようと思っていますか?」
これらの質問で、売れるかどうか、売れるコーチかそうで無いかが、だいたいわかります。
あるコーチングを教える会社では、「名選手、名監督にあらず」ということわざを引用して「コーチに専門性はいらない」といいます。
ですが、これは、本当でしょうか?
コーチには、大きく分けて3つの方向性があります。
1,ティーチャーのようなコーチ
2,コンサルタントのようなコーチ
3,その両方
1は、「コーチングの知識や方法」を教えるコーチです。
2は、「コーチング」というスキルをつかって、クライアントに結果をもたらします。
3は、その両方の関わり方をします。
コーチとして、成功している人の殆どは
2,のコーチ達です。
1、でも成功している人達もいますが、コーチで成功していると言うより、セミナー講師とか
マーケッター(集客ビジネス)として成功している人達が多いようです。
ここで、コーチの専門性ですが、
2,のドメイン(領域)で成功するなら、絶対「専門性を持っていた方が強い」ということです。
確かに、コーチングの方法を使えば、特に専門性が無くとも、ある程度の成果を引き出す事は可能かも知れませんが、それは、本当に初期の段階に限られます。ビジネスで言えば、ある程度の浅い部分なら、通用するかも知れませんが、ビジネスコーチングほど専門性が求められるものはありません。
「コミュニケーションを良くしたい」
「コミュニケーションが良くなる方法」みたいな、初期レベルでのコーチング技法を使った「コーチングセミナー」が通用するのは、素人相手のセミナーでだけです。
今どき、「コーチングのやり方」を教えるビジネスだけでは、うまくいきません。
今どき、書籍やネット上で、コーチングの情報や知識は、無料で沢山手に入ります。
コーチとして成功したいなら、「コーチングを教えるビジネス」はマーケッター以外の人はとても難しいです。
コーチングのブームが去った今、
本質的に「コミュニケーション」や「目標達成」の
「何」を提供できるか?
「誰」に提供できるか?
「その成果」を具体的に提供するためのプランが必要です。
これから、コーチングを提供していくなら
「専門性」
ここを、際立たせていくと良いようです。
あなたの強い領域はどこですか?
スタイルプロデュースコミュニケーションズ
門馬俊光
024-545-3545