補足 | 福島でコーチング講演会、コーチングを学ぶならスタイルプロデュース

福島でコーチング講演会、コーチングを学ぶならスタイルプロデュース

人間関係が改善するためのコミュニケーション「コーチング」をお伝えしています。
人間関係の改善、対人支援、子育て、人材育成、新人教育、など人との関わり方をより良いものへしていくコーチング・コミュニケーションをコーチング講演会、研修会、ご提供しています。

115bde04.JPG先日、東北コーチングフェア2006の
ビジネス分科会でコーチングのデモンストレーション
を担当させていただいたときの説明
をリクエストいただいたので、
こちらで補足させていただきます。担当させていただいたデモは2つ1つめは、コーチングフローのデモンストレーション  (セットアップ→現状の明確化→望ましい結果の明確化→障害の理由と原因の明確化→行動の明確化)このプランに基づいた、質問のロールプレイを目標売上が達成できていない部下に上司がコーチングする設定で行いました。このロールプレイの目的は、「具体的にどのような質問をするのか?」ということで、シンプルに、わかりやすい質問にしました。ここでの、私の経験からのポイントを、大きく2つ盛り込みました。a) あえてしない事b) 意識してする事このロールプレイで「あえてしなかった事」は部下に対して、(会話の中で)・評価 ・指示、命令・責める目標達成率に対して、「良い」とか「悪い」などの上司の私見での「評価」をしない目標達成のために「こうしなさい」や「アレをしなさい」「なぜ~しないんだ?」などの指示命令をしない目標達成出来ていない部下を「責めない」会話の中で、この3つを「あえてしない」ようにしています。「意識してしたこと」部下に対して・承認・期待する・可能性を信じる目標値には達していないが、ここまで努力した部分を「認める」期限が迫っているが、上司として「出来るだけやってみる」事を期待する達成出来るという前提に立って関わる「部下の可能性を信じているという言動、態度」最初のコーチングデモでは、以上2つのことを、盛り込んで行いました。ここでのポイントは「コーチングはスキルだけでは機能しない」ということです。傾聴の仕方、質問の仕方、質問力、など、コーチングの技術にばかり囚われると、私の一番大切と考える、「コーチングマインド」「コーチとしての在り方」、「心」、「相手の味方になる」という部分にに焦点が行きにくくなります。コーチ的な関わりを持つために大切なことは、「信頼関係」です。技術の習得にばかり、意識が行ってしまい、人間のコミュニケーションに一番大切な「信頼関係のための心構え」、「相手に対する思い」が疎かになってしまうことが、私が今一番、危惧しているところです。2つめのコーチングデモンストレーションは、会場のビジネス分科会の参加者から、クライアント役を募集して、「5分間コーチングをする」というものです。セッションの内容は守秘義務もありますし、詳しくは割愛しますが、セッションの最後に、戦略と解説をさせていただきました。戦略は1)現状の把握(最小限に)2)問題の明確化3)理想の状態4)具体的な行動の明確化5)振り返り6)提案最初のコーチングフローの基本に出来るだけ、忠実に戦略を立ててみました。1)現状の質問、相手がわかっていることは、最低限しか聞かない 現状の質問を詳しくしたがるのは「自分が判断したいから」「自分の答えを見つけたいから」 いずれも、クライアントが知っていることを、クライアントが判断、解決するので、 現状把握の質問は最小限にする。まさに「答えは相手が持っている」という基本を大切に考えています2)ここで、クライアントの問題点を明確にする。3)問題を考えることで、クライアントはネガティブな思考に陥らないように、理想の状態にシフトするよう「視点を変える質問」を投げかける。ここで「隠れていたポイントが出る!!」真剣に聴き取っていないと逃してしまう。傾聴が本当に大切!!4)問題が明確化されて、理想の状態もイメージ出来たところで、自分が出来ることを具体的に考えてもらう質問をする。5)エバリエーション(事後評価)かなり、具体的な「自分なりの答えをみつける」という感想を頂く6)ここが最大のポイントパーソナルなら、普段はここまではしないが、ビジネスにおいては、コーチの視点も重要になってくる。3)で出た「重要なポイント」をそのまま、ほっておくのはもったいない。あえて「提案」という形でクライアントに投げかけてみる。「先程○○ということがでましたが、そちらについても検討してみる価値があるのではないでしょうか?」クライアント役の方は、「具体的プランの作成」という「答え」が出たので、そこに満足してしまって、もう1つ大切な「答え」が出たのを見落としていると感じたとき、コーチは「ここにこんな答えもおちてましたけど、これは、必要でないですか?」と提案という形で投げかけてみる。「提案」とは、選択肢を増やすこと。選択するのはクライアント。ビジネスコーチングにおいては、結果を出すことが求められる。相手の話に、真剣に耳を傾け、相手の味方になって、一字一句もらすことなく聴き取ることが必要になってくる。しかし、コーチの視点での「提案」が出来るか出来ないかで、ビジネスコーチングの成果は、劇的に変わってくるのも事実である。この最後のセッションでは、その「提案」をする、という実際を見ていただけたのでとても、有意義なセッションだったのではないでしょうか?立候補いただいたクライアント役の女性の方に、機能的なデモが出来たテーマをだしていただきとても感謝しています。たった5分間のコーチングですが、私自身、福島市、郡山市で毎月開催しているコーチングワークショップのおかげで、この様な視点を得ることができています。御参加いただいている皆様、関わる皆様に感謝しています。ありがとうございます。最後に、全体の構成とテーマはビジネス分科会のリーダー長瀬コーチと今井コーチのスクリプトにより作成されています。私はその担当させていただきました部分において、私なりの説明をさせていただきました。この様な、大役を頂きましたこと、両リーダーに感謝しております。ありがとうございました。っd